18年ぶりの優勝へ向けて首位を独走する阪神タイガースを応援しようと少年帝国・ジャニーズ事務所が立ち上がった。「KAT―TUN」の亀梨和也(17)をリーダーとした阪神タイガースのジャニーズ応援団「タイガースJr.」を結成する構想が12日、明らかになった。芸能界の野球少年らで阪神を盛り上げていこうという趣旨で設立する。
ジャニーズ事務所と野球とのかかわりは深く、そもそも事務所の前身はジャニー喜多川社長が監督を務めた野球チーム。2000年には今井翼が監督兼キャプテンを務める「J2000」という野球チームをジャニーズ内に設立。プロ野球選手OBの指導を受けたり、交流試合を行うなど野球の普及のため地道な活動を続けてきた。
阪神球団との縁も深く、J2000の活動場所、練習場所を提供してもらうなど友好関係にあったが、球団側からファンサービスの方法で相談を受け、ジャニー社長が立ち上がった形だ。
リーダーとなる亀梨は、西武ライオンズの松坂大輔投手、日本ハムの坪井智哉外野手も所属していたリトルリーグの出身。「J2000」でも、エースピッチャーとしてマウンドに立ち、活躍している野球少年だ。「タイガースJr.」のその他の構成メンバーは「関西ジャニーズJr.」から選抜していくという。
ジャニー喜多川社長は「阪神にはお世話になっている。前から交流があるし、ぜひお役に立ちたい。若い子の野球ファンを広げるパイオニアになっていきたい」と阪神のサポートを宣言。「タイガースJr.」は大阪を中心に活動する予定で、手始めに大阪朝日放送で亀梨出演の阪神応援番組をスタートさせることも明かした。
亀梨は「一つにとどまらずいろいろな活動をやっていきたい」と大役にひとみを輝かせていた。