少年隊の東山紀之（３５）と優香（２１）の初共演で、９日からスタートする日本テレビ系ドラマ「続・平成夫婦茶碗」（水曜後１０・０）の制作発表が７日、東京・大田区の御嶽神社で行われた。ドラマでは“できちゃった結婚”するが、東山は「すでにラブラブ状態です」などと発言。早くもいいムードが漂っている。

　ホットな新カップルの誕生？だ。優香の印象を聞かれた東山は「すでにラブラブ状態。明日にも付き合あえるぞって感じです」とドッキリ発言。ヒガシ流のリップサービスだが、「彼女は自然体で、華のある女優ですね」と絶賛し、熱い視線を送るなど、まんざらでもなさそう。

　優香も「東山さんはすごい紳士。前作からのシリーズなのでチームワークの中に入っていくのに不安があったけど、『大丈夫だよ』と言ってくださり、安心できました」と絶大な信頼を寄せ早くもいいムードだ。

　物語は、東山が演じるラーメンと借金と子供をつくることしか能がない金本満太郎と、節約することが生きがいだった妻（浅野温子）がのこした６人の子供たち、そして、一家に舞い降りた一人の女性（優香）との愛が展開される。２年前に放送されて好評を博したシリーズの続編だ。

　東山は５日前から無精ひげをはやすなど、ぐうたら亭主の役作りに余念がない。もっともこういう役は大好きで、「好きにはじけられるので、はじけまくっています。格好つける役よりも楽しいし、こっちの方が僕の本質なのかも」と笑顔を見せた。子役にはクリスマスプレゼントをあげたり、お年玉をあげるなど、役とは違ってよきパパぶりを見せ、チームワークはばっちりだ。

　一方、満太郎とできちゃった結婚し、いきなり６人の子持ちになる幼な妻役の優香は「最初、『幼な妻』という響きはいやらしいなと思ったけど、撮影していくうちにいい響きに感じるようになりました」と初の母親役にも慣れてきた様子。ただし「（私生活では）結婚の予定はないです」と話していた。

　東山と優香、そして６人の子供が紡ぎ出す愛の物語。東山は「愛すべきキャラをいただき幸せ。１回目から泣けます」と自信たっぷりにアピールしていた。

　共演はほかに石塚英彦、鈴木紗理奈、鈴木杏樹ら。前作では妻役だった浅野温子が幽霊役で登場する。

★年男だぜ東山

　東山は昭和４１年生まれで、今年は年男。「元気だったら、努力すれば開けるものもあるでしょう。１年こつこつとやります」と自然体だ。４０歳の足音もヒタヒタと忍び寄ってくるが、「優香ちゃんとも話が合うし、まだまだいけてる」と余裕の表情だった。「今年は決まっている仕事に全力投球し、いかに自分のものにしていくか。歌も踊りもお芝居もバランスよくやって行きたい」と話していた。

★優香、今年は料理に意欲

　優香は、「昨年は継続できる趣味とかがなかったので、今年こそは見つけたい」と抱負を語り、その候補に「料理」をあげた。「料理教室にも通ってみたいです」と意欲的だ。ちなみにカレーが得意とのこと。ドラマでは初の主婦役を演じるが、料理ができない設定のため、腕前を披露できず、ちょっぴり残念そうだった。

〔写真：東山紀之とできちゃった結婚する妻を演じる優香＝右。左は共演の石塚英彦〕