TOKIOの番組一部カットで放送へ
アマチュアバンド大会に覆面で出場、反発した相手が納得せず

TOKIO  日本テレビ系のバラエティー番組「ザ!鉄腕ダッシュ!!」(日曜夜7時)の企画で、人気グループ「TOKIO」=写真=のメンバーらが、福岡市で開かれたバンドのオーディション大会に覆面姿で参加。準優勝したため、アマチュアバンドの一部から抗議を受けていた問題で、同局は27日の放送分の一部をカットして放送することを決めた。

 この大会はエフエム福岡の主催で今月4日に開催され、TOKIOのメンバーのうち松岡昌宏(21)と長瀬智也(20)、それにロック歌手の忌野清志郎(47)の3人が、プロレスの覆面をかぶり「ピンク」という名のバンドで参加した。日本テレビによると、テープ審査に合格した時点で、エフエム福岡には素性を明かし、番組企画への協力を得たという。

 しかし、出場していたアマチュアバンドの一部が「我々は真剣にプロを目指しているのに、芸能人の番組作りに利用された」と抗議。日本テレビの番組プロデューサーが話し合いで理解を求めていたが、最終的に2組のバンドが納得しなかったため、この2組が映らないようにカットして放送することに決めたという。

 日本テレビ広報部では、「ふだんはドラムス担当の松岡君が、ベースを弾いてボーカルに挑戦する番組の企画で、主催者の承諾も得ているため問題はないと思った。不快感を与えたバンドには配慮してカットすることにした」と説明している。