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【火の玉節】アンテナを張っているから大丈夫
 （星野監督は午前７時２０分、チーム宿舎のロビーに姿を見せたが、明らかに寝起きの表情）
星野監督 「アカン、３日連続して、平田（監督付き広報）に起こされてしもた」
−−マック鈴木がドラフト会議の選択可能選手名簿に入りましたが
「今からでは、もう遅いな。ウチは、もうワクが決まっている」
（ここで、日本球界の行く末を大胆予想）
「これからは、独立リーグに行くヤツが増えるやろうな。社会人のチームが少なくなってるからな。本当は各チームが、“三軍”を作って、選手を育成するのがエエんやけどな」
−−助っ人調査の方法も
「何で、ウチはアメリカにスカウトがおらんのかな。４人しか試合に使えない。当然、即戦力。じっくりと選手を見るヤツが必要になってくる」
−−数回だけでは、わからない部分もある
「例えば井川みたいなヤツがおって、春先に見たら、『これは使える』になる。夏場以降は、『アカン』となる。やっぱり、半年は見ていないとな」
−−来年の新外国人選手は
「ビデオで３０人くらいは見たな。バッターなら３、４打席。それも２試合。ピッチャーなら、ブルペンからの練習も含めて、３０、４０球くらいは見る」
−−オマリーコーチは
「夏場、アメリカに行ったやろ。アイツは日本の野球をよう知っているから、きちんと、メモが添えられているよ」
−−助っ人の値段も跳ね上がりました。グリーンウェル（９７年に在籍）の年俸は３億円でした
「オレなら３０００万円も払わん。アイツは働かんと思った。オレの所にも話が来た。いろいろな人間に聞くと、背中に故障があって、ダメになると、文句を言う。そんな話ばっかり。オレの思った通りになったな」
−−向こうから見た日本野球は
「こっちに来たいヤツは、いっぱいおる。向こうでやれないというのは、どこかが足りないヤツなんや。その中で、日本に合えば、ペタとかカブレラとかローズみたいに成功する」
−−金本の交渉ですが
「どうやったらエエんや。みんなの前で握手でもすればエエんか。でも…。まだわからんゾ」
−−桧山は
「大丈夫やって。人間というのはな、すねたい時があるんや。ヒー（桧山）も球団も、両方や。恋愛と一緒」
−−金本自身が気にしています
「気にせんでエエ。それが、アイツのいいところやけどもな。大丈夫。オレがウソをついたことがあるか」
（ここで大阪から岡山に戻った１２日の出来事に触れて）
「みんなオレのことを信用してないから、（岡山行きの新幹線の）グリーン席まで来る。そんなに信用できんか？」
（ニヤリと笑って）
「せっかく（日米野球が行われていた）大阪ドームに行こうと思ったのに…。マークしやがって」
（練習中、倉敷マスカットスタジアムの三塁ベンチで）
−−杉下臨時コーチの教え方は
「あのじいさん、孫に教えるみたいに丁寧やろ。中日の投手陣を作ってくれたのは、ある意味では、じいさんの力もあるからな」
（ここで関本のフリー打撃に触れ）
「セキ（関本）は何年目や。６年が終わったのか…。それなら、もっと下半身が大きくならんとアカンな」
−−これからですね
「ハマ（浜中）もそう。金本が入ったら、ついて行って一緒にトレーニングをやらんとな。入った時はみんな細い。オレも６８キロしかなかった。でも、鍛えれば大きくなるんや」
−−伊良部がレンジャーズから自由契約になりました
「アンテナを張っているから、大丈夫です」
−−金本の交渉時間が決まりました。ということは、もう決まっている
「せやな」
−−補強は０点もあるが、１００点もあると
「ここまで来たら、やらんとな。１００点を目指す」
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