村山 聖八段死去 8月8日(土)12時11分、村山聖(さとし)八段が広島市の病院で死去した。享年29歳。死因は進行性膀胱がん。 通夜・告別式は故人の遺志により、9日(日)に広島市「平安祭典」にてご家族のみで密葬が執り行われた。 日本将棋連盟理事会は9日付で九段を追贈することを決定した。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
第23回奨励会三段リーグは9月11日に終了し、以下の2名が10月1日付で新四段となります。 山本 真也(やまもと しんや) リーグ1位(12勝6敗) 中尾 敏之(なかお としゆき) リーグ2位(12勝6敗)
塚田泰明(33)・佐知子(27)夫妻に長女が誕生した。命名『恵梨花(えりか)』。 塚田八段のコメント:非常に安産でした。病院に入ってから3時間というくらいですから。現在、母子ともに順調でホッとしています。
斎田晴子女流王将を3ー0のストレートで降し、2年振りに女流王将に返り咲いた清水市代女流三冠の「AI将棋杯争奪第20期女流王将表彰式」が、7月21日、東京・信濃町の明治記念館で行なわれた。会場の200名を越える参加者に、改めて清水の第一人者としての風格と注目度を感じさせた。また愛弟子の石橋幸緒女流二段ほか、女流棋士仲間も大勢駆けつけ、華やいだ雰囲気の中で表彰式はとり行なわれた。 清水と共に壇上へ昇った将棋連盟会長の二上達也九段、主催社である日刊スポーツ社長の加藤哲氏、今期スポンサーとなった『AI将棋』の(株)アスキーサムシングウッド取締役の平野義久氏が、それぞれ祝辞を述べた。 二上会長(右)と日刊スポーツ社長加藤哲氏(左)
6月17・18日に静岡県河津町「今井荘」にて行なわれた第56期名人戦第7局で、佐藤康光新名人が谷川浩司名人を破り、4−3で名人奪取を果たした。実力制名人戦になって以来10人目の名人。また初挑戦での名人奪取は塚田正夫、中原誠、谷川浩司、羽生善治に続き5人目となる。なお、規定により6月18日日付で九段に昇段となった。佐藤のタイトル獲得は第6期竜王戦(5年度)以来5年ぶり二度目。 佐藤康光新名人:昭和44年10月1日京都府の生まれ。57年、6級で田中魁秀八段門。62年四段、平成元年五段、4年六段5年七段、8年4月八段。10年6月九段。第6期「竜王戦(5年度)」で羽生竜王を4ー2で破り、初タイトルを獲得。タイトル戦登場は7回獲得は竜王1名人1。 佐藤名人は引き続き、7月16日から始まる第39期王位戦七番勝負で羽生善治王位に挑戦する。
米長、永世棋聖に 5月22日、東京将棋会館で第49回通常総会が行われ、5月22日付で米長邦雄九段に「永世棋聖」を現役のまま名乗ることを認めた。(なお、米長は棋聖を通算5期獲得した昭和60年に永世棋聖の資格を得ている)
羽生善治四冠サイン会
森下卓八段・麻衣子夫妻に長男が誕生し、「大地」と命名された。 二人の実家のある北九州市内の病院で4月22日(水)に生れた男の子は3489gで母子ともに健康。 森下八段のコメント「非常に元気で大きな泣き声を耳にし、安心しました」
第25回将棋大賞受賞者 第25回将棋大賞受賞式の各部門受賞者は以下の通り。
'99全日本チェス選手権の予選である恒例の全日本チェス百傑戦(主催:日本チェス協会 会長・松本康司)が3月21・22日の両日、東京・大田区立生活センターで開催された。 今回は羽生善治四冠が参加し、渡辺暁六段など日本チェス界の上位陣を破り、6勝1引き分けで優勝した。2位は松尾朋彦五段。全日本チャンピオン・権田源太郎八段は不調で7位だった。 なお羽生四冠は3月20日に行われた第23期棋王戦第4局(新潟県「高島屋」)の翌朝5時半に宿を出て、この大会にかけつけた。 百傑戦上位8人は各地で行われた地区選手権優勝者たちと共にゴールデンウィークに開かれる全日本選手権・全国大会(7日間13回戦)に進出し、'99全日本チャンピオンを決め、チャンピオンが日本選手として世界選手権太平洋地区予選に出場する。 チェスの世界チャンピオン決定戦は、全世界トップ100人による勝ち抜き(賞金総額500万ドル、優勝1憶7千万円)で2年に一度行われ、次回は1999年12月。 優勝者・羽生善治の話「チェス競技会の参加は初めてですが、チェスの駒は全部が大駒で働きが強く、ポジション(全局的な位置取り)が勝敗を左右するという点で、将棋と違う激しさを感じました。」 なお、日本チェス協会(Japan Chess Association)のホームページで羽生四冠の棋譜が公開されている。 <情報提供:日本チェス協会(Japan Chess Association)http://www.ask.or.jp/~bun/JCA/>
これにより、米長邦雄九段は平成10年4月1日よりフリークラス棋士として、対局をすることになった。 また滝誠一郎七段も3月31日付でフリークラス転出を発表した。
第22期奨励会三段リーグは3月5日に終了し、以下の3名が4月1日付で新四段となります。 野 秀行(たかの ひでゆき) リーグ1位(13勝5敗) 山ア 隆之(やまさき たかゆき) リーグ2位(12勝6敗) 三段リーグ翌日に将棋世界インタビュ−のため 伊奈 祐介(いな ゆうすけ) リーグ3位(11勝7敗) 伊奈新四段は第21期・第22期三段リーグで連続次点となった。奨励会規定には「三段リーグ戦で、2回次点を取った者はフリークラスに 編入することができる。その際の段位は四段、正会員として登録される。」という規定がある。これにより伊奈にはフリークラス編入の権利が与えられ、本人の希望が連盟理事会に提出されたため四段昇段となった。
平成9年度後期女流育成会最終戦が3月1日(日)、東京将棋会館で行われ、安食総子さん(23)が最終戦を2連勝し、14勝2敗の好成績で女流棋士2級に昇級した。 前期女流育成会で昇級を逸した大庭美夏さん(28)は、13勝3敗の好成績ながら今期も次点となった。しかし、将棋連盟女流育成会規定の「2期連続次点かつ該当2期の通算成績が、勝率 0.750以上の者は連盟理事会承認の上、女流2級への昇級を認める」という項目を満たしており、理事会の発表が待たれていた。3月4日、将棋会館で行われた連盟理事会で、大庭さんの女流棋士2級昇級が正式に承認され、二人の新女流棋士の誕生となった。 安食 総子(あじき ふさこ) リーグ成績(14勝2敗) 大庭 美夏(おおば みか) リーグ成績(13勝3敗)
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