小室ファミリー 今年もパワー全開

“恋人”華原とglobe初出場



「小室さんの演奏で歌いたい」 華原 4組選出

 昨年同様、今年の「紅白」も小室ファミリーのパワーが全開する。二年前にTRFを、昨年は安室奈美恵(19)とダウンタウンの浜田雅功(33)=H Jungle With t=を輩出した小室哲哉は今回、“恋人”華原とglobeを新たに送り込んだ。
 前回の紅白では、浜田と出場した小室を迎えるためNHKにやってきた華原だが、今年は三枚のシングルをヒットさせて堂々の出場。「この喜びを伝えたいのは?」という質問には「小室さん」と答え、晴れ舞台では「(小室のバック演奏で)歌いたいという気持ちがあります」と照れくさそうにうつむいた。米・ロサンゼルスに滞在中の小室には早速電話で報告し「よかったね」と喜んでもらったという。
 小室を含む三人組globeは昨年八月にデビュー。今年三月に発売したファーストアルバム「globe」は前人未到の四百十万枚を突破し、デビューからわずか九カ月でCD総売り上げ一千万枚を記録した。メンバーのKEIKO(24)は「一番心配していた両親に伝えたい」、マーク・パンサー(26)は「一年より今日一日のほうが長く感じる」と喜びを語った。
 小室ファミリーからは二年前にTRF、篠原涼子とaccessの計三組が出場。昨年は、当時一大ブームとなり始めていた安室と浜田らの計三組が出演した。今回は“小室台風”が巻き起こって以来、最多の四組が選ばれた。
 今年、小室がプロデュースした安室の初アルバムは三百七十万枚、華原の初アルバムは二百八十万枚を突破している。パンサーは「小室さんの曲を書く姿を見ていてもプロデュースの天才、つくる天才だと思う。一年前より大きく感じる」と話した。

【写真】(右)「小室さんのピアノで歌いたい」と抱負を語る華原朋美 (左)「インターネットメールで小室さんに出場を伝えたい」というglobeのKEIKOとマーク・パンサー=東京都港区のNHKで

「紅白」出場者一覧



11月29日

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