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2017年01月30日

黒羽麻璃央インタビュー3 〜バトンでつなぐ「明日のつくり方」〜

黒羽麻璃央 タウンワークマガジン

3回に渡ってお届けしてきた黒羽さんのインタビュー。最終回はデビューのために上京した時のエピソード。黒羽さんの地元愛にも注目です!最後はこのバトンが誰に渡るのかもお楽しみに!

2次審査で人生2度目の東京へ

―黒羽さんのデビューはジュノン・スーパーボーイ・コンテストがきっかけだと聞いています

実は小さい頃、芸能界に入りたいって思った時期があったんです。多分周りに「かわいいね」とか言われていたので、テレビに出てキャーって言われたいとか、そんなことだと思うんですけどね(笑)。

でも、当時は野球もやってて、どちらかを選択することになって、その時は野球をとった。

それから高校生になって野球をやめた頃、同じ学校でよく一緒に遊んでたイツメン(=いつものメンバー)の中に、今はモデルやタレントとして活動してる友達がいたんです。

友達は仙台のモデル事務所に声をかけられて、地元のCMとか広告とかに出ていて。僕はそれ見て「すげーなぁ」と思ってたんですけど、高校2年生の時にその友達が「麻璃央もいけるんじゃない?」ってジュノンのコンテストを勧めてくれたんです。

黒羽麻璃央 タウンワークマガジン
親も「やってみたら?」って言ってくれたので、思い出にはなるかなって応募したんですよ。そしたら「東京の方で2次審査がありますので来てください」って!

人生2度目の東京…今でも覚えてます。道玄坂のホテルを早めに出て、ファミレスでご飯を食べて。会場の入り口に着くと1次を受かった人たちがいて、みんなめちゃくちゃカッコイイんですよ。それ見たら「うわぁー…帰りてーなぁ」って自信なくなっちゃって。でも「まぁ、渋谷来られたからいいか」って思うようにしてました(笑)。

2次審査はその日のうちに合否が出るんですが、無事名前を呼ばれて合格して。…そして人生で初めての撮影というものに!その場で撮った写真がジュノンの誌面に載って読者投票になるんですけど、自分が雑誌に載っているのにはビックリしました。

黒羽麻璃央 タウンワークマガジン
―高校は大騒ぎになったのでは?

騒がれましたね。最初は僕も「ああ載ったよ〜。まだ結果はわかんないけどね」って余裕だったんです。

でもベスト30に残って、次決まったらファイナリストだって時、「ファイナリストになったらどっかの事務所に所属するわ」とか言って、友達とも「へぇ〜芸能界入りじゃん!」みたいにわーわー騒いでたんですけど、ベスト30からベスト10に行くタイミングで、落ちて(笑)。

一番恥ずかしいじゃないですか。「結局ジュノンボーイじゃねぇじゃんアイツ」って思われたらと考えたら恥ずかしすぎて、コンテストに出てたことも言いたくないし、「もう、どうしよう!」って思っていました。

でも結局投票で敗者復活させてもらって、準グランプリとAGF賞の両方いただいて…。そこから人生変わりましたね。

黒羽麻璃央 タウンワークマガジン
―その後、いつ頃上京されたのでしょうか

高校を卒業して、ちょっと経ってからですね。ミュージカル『テニスの王子様』の出演が決まった時です。

上京する日には、友達や友達のお母さんなんかも新幹線のホームまで見送りに来てくれて。

みんなが駅の売店とかで買ってきたビニールの袋がたくさんあって、そこにきったねえ字で「ガンバレよ!」って書いてあったりとか…。別れとか、そういうクサイのもなんかダメなんですよね〜。うわぁーって、人生で初めてあんなに泣いちゃったな。…そう思うと僕、結構泣いてますね(笑)。

出発した後も本当に泣きっぱなしで、席に座らないでトイレにいましたもん、新幹線で。座っていたら隣の人に変に思われると思ったので、とりあえず泣き止むまではトイレにいようかなと思ったんですけど、全っ然、泣きやまなかったです(笑)。

黒羽麻璃央 タウンワークマガジン
―上京して舞台に立たれて、そこから今のお仕事を続けていこうと心を決められたのはいつ頃ですか

本当にちゃんと決心したのは、意外とこの1、2年くらいですね。その前までは別の自分というか、役者じゃない自分の人生もあるのかなって、どこかで思っていました。例えば故郷の宮城県で生活するとか。地元愛が強いっていうのもあると思います。

でも、最近変わったなって思ったのが、実家に帰った時に「東京に帰る」っていう意識があったことです。今までは「地元に帰る」だったんですけど、だんだん東京が帰る場所になってきた。僕にとっては大きな変化でしたね。

芸能の仕事で、地元に恩返しすることが夢

黒羽麻璃央 タウンワークマガジン
―芸能界で、これからどんな活動をされたいですか

僕は本当に順風満帆というか…巡り会う作品も、怖いくらい恵まれていて。自分が特別何かをしたわけでもないのに、本当にありがたいことに毎月毎月舞台に立たせてもらって、生活もできていて、満足しかけていたところがあるんです。

でも、このままじゃダメになっちゃうような気がして、自分が芸能界でもともとやりたかったことってなんだろうって考えていますね。昔自分がドラマや映画を見て「いいなぁ」って憧れていたこととか、ちゃんとその時描いた理想に近づけるように挑戦していきたいなって思ってる最中です。

黒羽麻璃央 タウンワークマガジン
それから僕、本当に芸能界入った時からずーっと実現したいって言ってる夢があるんですけど、それが地元の観光大使。

仙台にはしょっちゅうイベントをやっている勾当台公園っていう公園があるんですけど、そこで東北出身の芸能人を集めて東北のためのチャリティイベントとかをしたいんです。

震災があった時、僕は高校3年生であの状況を生で体験してるんで…それを見たり体験したりしたからこそ、良くしてもらった地元へは何かを返したいなぁっていう想いがずっとあるんです。

僕が芸能の仕事をする意味は、そういうこともあると思います。どんな関わりでもいいんですけど、僕にとって地元に恩返しすることは大切な夢の一つなんです。

◆気になる次のゲストは…?

小澤廉 タウンワークマガジン
次のゲストは「れんくん」こと小澤廉さん。メッセージは「れんれんへ グリーンピース食べれる?or嫌いな食べ物は?」…なぜなら僕が世の中で一番嫌いなものがグリーンピースだから!(笑)答えてね!

黒羽麻璃央 タウンワークマガジン
上京する新幹線の中で泣いてしまったという黒羽さん。大好きな故郷をまっすぐに想う気持ちが、今は前進するためのエネルギーになっているんですね。さて、次回ゲストはドラマ『男水!』で黒羽さんと共演する小澤廉さん。舞台『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ〜Take your marks!〜』主演の俳優さんです。お見逃しなく!

★次回掲載は2月6日(月)を予定。乞うご期待!

■Profile
黒羽 麻璃央
Mario Kuroba1993年7月6日、宮城県生まれ。2010年 第23回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリ。2012年 ミュージカル『テニスの王子様』7代目菊丸英二役で俳優デビュー。以降、舞台作品を中心に活動中。主な出演作品はミュージカル『刀剣乱舞』、舞台『黒子のバスケ』、タクフェス第4弾『歌姫』、など。今後の出演作は、2017年1月22日よりレギュラーキャストとして日本テレビ系ドラマ『男水!』に仁科譽役として出演中。2月18日から舞台『熱海殺人事件』NEW GENERATIONに犯人 大山金太郎役として出演予定。

黒羽麻璃央OFFICIAL SITE:https://kuroba-mario.com/
公式Twitter:https://twitter.com/vithmic_mario
公式Instagram:https://www.instagram.com/mario_kuroba/
公式ブログ:http://lineblog.me/kurobamario/

撮影:田形 千紘

撮影地:マルゴデリ 恵比寿
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