「無人在来線爆弾というパワーワード」みたいな「パワーワード」の使い方の起源はどこ?
- tomo1109_Reffi
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「無人在来線爆弾というパワーワード」みたいな使い方ってどのへんから流行り始めたのかな。自分の観測範囲では2012年頃から徐々に見かけるようになってきて、どうも忍殺を経由して西海岸オタク文化が再輸入された感があるけど。 twitter.com/ono_matope/sta…
2016-08-27 15:22:00※忍殺=Twitter連載小説の「ニンジャスレイヤー」
元々、日本でパワーワードといえば呪文の詠唱とかそういう文脈だけで使われてたと思うんだけど。"Corp Por"とか。
2016-08-27 15:24:29※"Corp Por"はウルティマオンラインの攻撃呪文詠唱
「貴方がたの身柄はこのままオムラ・インダストリに引き渡しますよ。私の居場所情報は今、オムラへ随時発信している。このフロアに到達するのも時間の問題です」「我が社は唆されたのだ!」ニッキキ役員は言った「そこのバカ跡取りに!ヤナマンチ=サン、ちょっとやめないか」「ダマラッシェー!」9
2012-03-18 14:25:25黄色のニンジャが怒声を張り上げた。「アイエエエー!」ニッキキ役員はニンジャに古のパワーワードであるニンジャスラングで凄まれ、役員のプライドを砕かれて失禁!「ドーモ、ヤナマンチの忠実なニンジャ、サンドウルフだ」黄色のニンジャは腕組みして一座を見渡した。 10
2012-03-18 14:27:45近年の「パワーワード」の用法はおそらくここが起点と思われる。2012年半ば頃からヘッズの間で使用者が増え、徐々に界隈の外へ漏れ出していったのかな。 twitter.com/NJSLYR/status/… twitter.com/ono_matope/sta…
2016-08-27 15:32:16※ヘッズ=ニンジャヘッズ。ニンジャスレイヤーの読者・ファンのこと
「~というパワーワード」という形で厳密に見た場合、2013年に入ってから例が増え始める。2012年に忍殺で「パワーワード」という単語を再発見したヘッズが「~というパワーワード」という形で使用し始めるのが2013年ということなのか。 twitter.com/search?f=tweet…
2016-08-27 15:40:26ほんやくチームはあくまで「古のパワーワード」というような形で使用していて、「~というパワーワード」という形では使ってないので、ヘッズスラングの一種ということで良いのかな。デスノボリみたいなやつ。
2016-08-27 15:42:40ヘッズ以外には違いが良くわからないと思うんだけど、いわゆる忍殺語というやつはいくつか種類がある。 ・ニンジャスレイヤー本編内で使われている翻訳小説調の文体 ・ほんやくチームがアナウンスを行うときの珍妙かつ威圧的な文体 ・読者(ニンジャヘッズ)が上記を真似して作り出した用例や単語
2016-08-27 15:47:24ニンジャスレイヤーを良く知らずに漠然としたイメージだけで忍殺語を真似しようとすると微妙に変な感じになるのは、このへんの区別がついてなくて混同しているとか、自分で新しい言葉をひねり出したときに本家の構文や単語の連接規則と大きく乖離するからというのが原因だったりする。
2016-08-27 15:56:01本家では使われてないけどヘッズの間で多用されて定着していく言葉というのもかなりあって、言葉は生き物なのでそれを誤用といって排斥するのも変な話で、現代の日本で使われているのが日本語であるというのと同じく、今ヘッズの間で使われているのも全て忍殺語という解釈で良いのかな・・・
2016-08-27 16:00:52もちろん「パワーワード」という言葉自体はファンタジー小説やTRPGなんかでは昔から使われてます。ニンジャスレイヤー自体がそれらの文化の影響を受けて生まれたものであって、あくまで現在のネットスラング的な用法で使われるようになった起源がニンジャスレイヤーにあるのでは、という意味です。
2016-08-27 16:20:21補足としては、多分TRPGからの再合流じゃないかなあとは思います。D&DプレイヤーがTwitter連載のかなり初期から読んでたので、そこに「パワーワード」という単語を突っ込むと即想起されるのは「パワーワード:n」というシリーズ呪文。 twitter.com/tomo1109_Reffi…
2016-08-27 20:08:23パワーワード:キル(術者が発したパワーワードを聞くと死ぬ) パワーワード:スタン(術者が発したパワーワードを聞くと気絶する) というたぐいの効果なので、「ニューロンにダメージを与える言葉」を指してパワーワード。そう考えると先にRTした忍殺本編での用法とも完全に合致します。
2016-08-27 20:09:57@bad_blade ほんやくチーム自身、指輪物語→D&D→ウィザードリィのような文化の系譜を意識しているというか、自らもその系譜に連なっているのだという確固たる自覚の元に作品を書いてますよね。作者の側にも読者の側にもそういった共通了解があるという。
2016-08-28 03:21:192018/1/12追記:
「パワーワード」は力強いことば、強烈な印象のあることばといった意味で、パワワと略されます。三省堂の「今年の新語2017」では3位に選ばれました。みなさんにとってのパワーワードは何でしょうか。私の昨年一番のパワワは友達からのたった一言のメール。「婚約者と別れた」でした。(乃)
2018-01-10 07:55:57@nikkei_kotoba パワワで検索しても該当しないし勝手に略称つくるなよ。「婚約者と別れた」は単なる報告だし個人的に印象があっただけで「パワーワード」ではない。 「初めて聞いた表現だけど、主張はわかるし共感できそう(あるある含む)」なものがパワーワードなはず。
2018-01-10 15:15:35日経新聞のツイートに異論が続出する
日経の記事審査部の「パワーワード」に関するツイートにコメントが相次いでいます。指摘の要点は、「例示された『婚約者と別れた』はパワーワードと言えない」「『パワワ』とは略されない」という2点です。では、ツイートが参照した三省堂「今年の新語2017」の説明は適切だったのでしょうか。
2018-01-12 02:42:08