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スプリング・ジャパン成田~佐賀線が運休 佐賀空港国内線は再び羽田線のみに

「有明佐賀航空少年団」の小中学生らがエプロン付近でスプリング・ジャパン最終便を見送った

「有明佐賀航空少年団」の小中学生らがエプロン付近でスプリング・ジャパン最終便を見送った

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 格安航空会社「スプリング・ジャパン」(千葉県成田市)の佐賀空港~成田空港線の運休に伴い6月24日、同区間の最終運航が行われた。

佐賀空港に駐機するスプリング・ジャパン機の後方を通るANA機(6月24日)

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 同社の成田~佐賀線は、同社前身の「春秋航空日本」が2014(平成26)年8月に1日2往復で開設。同年10月に1日1往復に減便となったが、2016(平成28)年度から2019年度まで年間10~13万人の利用があり、搭乗率も75%を上回るなど好調だったが、コロナ禍で大幅な減便を余儀なくされ、2020年度以降の年間利用は約1万3000人、搭乗率は30~40%となり、直近では土曜の週1往復運航となっていた。同社は7月1日からの夏ダイヤ以降、同路線の運休を発表していた。

 佐賀空港発成田行きの運休前最終便となった同日の702便の出発時には、同社の佐賀空港でのグランドハンドリングを請け負う会社のスタッフや「有明佐賀航空少年団」の小中学生らがエプロン付近で出発する航空機を静かに見送った。空港1階の搭乗カウンターは、出発手続き終了後、地上業務受託会社のスタッフがほどなく備品などを片付けする様子が見られた。

 佐賀空港発着の国内線は再び、ANAの羽田線(5往復)のみとなった。スプリング・ジャパンは「収益性向上に向けて国際線に集中したい」としている。

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