嘉瓶 (ゆしびん)


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 首里・那覇の上流階級の間で、祝事のある家に祝儀用に泡盛をつめて贈る瓶。嘉瓶と呼ばれるゆえんで、口は太く長く、胴部は瓢(ひさご)形で抱えやすいようにくびれ、家紋をつけたのもある。祝事が終って、贈り主に返される。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)