首相「国際社会の平和と安定に貢献」
初の国家安保戦略を決定
政府は17日午前の国家安全保障会議(日本版NSC)と閣議で、中長期的な安全保障政策の指針となる「国家安全保障戦略」を決定した。安倍晋三首相は閣議終了後、記者団に対し「国際協調主義のもとの積極的平和主義によって、今まで以上に国際社会の平和と安定のために貢献していきたい」と表明した。
国家安全保障戦略は日本の安全保障の基本理念とその実現に向けた戦略を体系的に初めてまとめた内容で、首相は「わが国の外交安全保障政策について、国民や海外に対してくっきりと透明性を持ってお示しするもの」と位置づけを説明した。併せて「(国家安全保障会議という)司令塔のもと、しっかりと基本戦略にのっとって政策を推進していきたい」と語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕