2023シーズン体制について

2022年久しぶりに、たくさんのレースに出てとても幸せなシーズンを無事に終え、表題から「お、ついに発表か」と思う方も多いかもしれません。
しかし今回のお知らせはどこで乗ることが決まったではなく、ここで乗らないことが決まった。と言うお知らせです。来季の体制に関しては後日ご報告させていただきます。


レーシングライダー渡辺一樹は、2022年12月をもってヨシムラジャパンとのの契約を満了。ヨシムラを離れることを決定しました。

2018年から2022年気がつけば過去5年間にわたって、JSB1000クラス、EWC開発、EWCレース、多くの活動に関わらせて頂いて、苦しいことも、楽しい事もたくさんの思いがあるチームでした。


この決定に至るまでに、過去を振り返り、思い返してみれば、始まりは2017年も12月に差し掛かった鈴鹿サーキット。
そこで2日間のテストという名の実質のオーディションに参加させてもらい、千載一遇のチャンスの中2日間のテストで基準タイムクリアしなければという焦りの中転倒。
痛み止めを使いながら意地でタイムをクリアして後日しっかり骨折が判明する。なんてことがあったことを昨日の事のように思い出せます。

全日本ロードレースへの参戦初年度2018年には表彰台に一歩届かないレースが続き、2年目の2019年にようやく獲得した表彰台。しかし鈴鹿8耐では表彰台には届かず悔しい思いをしました。

新型コロナ渦巻く2020年から2021年はヨシムラとしてEWC参戦に向けたマシン開発に注力する中で開発ライダーとしてルマンやボルドールも第4ライダーとして参加し多くの経験を積むことができ、全日本はスポットのみでしたが、表彰台も獲得し翌年につなげることが出来ました。

そして今年2022年はMFDさんの支援を受けヨシムラSUZUKIライドウィンとして、待ちわびた全日本全戦への参戦。
さらには急遽決まったMotoGPミサノラウンドへの参戦。そしてEWC最終戦と目まぐるしく、非常に充実した1年となりました。

あらあためて過去の写真や資料を見返しながら、ライダーとして大きく成長出来た5年間でしたし、開発をこなす中でも色々な引き出しを作ることが出来ました。

不二雄社長そして陽平監督。
そして今年全日本参戦を実現してくれたライドウィン加賀山さん。
チームに関わる全ての方々。
スポンサーとして応援して下さった皆さま。
サーキットでたくさんの声援を送ってくださった皆さま。

レーシングライダー・テストライダーとして大きな節目となる5年間の時間は何者にも代えがたい非常に大きなものでした。

本当にありがとうございました。

ライダーとしての次のステップに向けて準備をしています。
これからも応援よろしくお願いいたします。



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