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パチンコで作った借金500万円を「大食い」で完済。MAX鈴木が語る“人生逆転”の方法

働いて食べるのではなく食べるのが仕事

MAX鈴木さん

YouTubeチャンネル「MaxSuzuki TV」の登録者数は69.7万人を誇る大人気大食いタレントのMAX鈴木氏。(登録者数は2022年11月10日現在)

 新約聖書の一節に「働かざる者食うべからず」という言葉がある。みなさんご存知の通り「食べるためには真面目に働かなくてはいけない」という意味だが、実はこれに当てはまらない人も存在することをご存知だろうか。  むしろ「食わざる者働いているとは言えず」と言ってもいい人たち、それがフードファイターだ。明らかに他の人とは異なる生き方を選び、特殊な仕事をこなしている彼らは、一体どのような人生を歩んでいるのだろうか。  そこで今回は、YouTubeチャンネル登録者数69万人超えの大人気大食いタレントであるMAX鈴木氏に、大食いプロの道へ進んだきっかけや一般人では考えられないフードファイターならではの実情について聞いてみた。

きっかけは「もえのあずき」さん

 MAX鈴木氏が大食いの道に進むきっかけとなったのは、なんとフードファイターである一人の女性とのこと。最初は軽い気持ちで取った行動が、その後の彼の人生を大きく変えたようだ。 ——まずはフードファイターになろうと思ったきっかけを教えてください MAX:きっかけは「もえのあずきちゃん」です。元々、大食い王のファンでずっとテレビで観てたんですけど、彼女が初優勝した時にメチャメチャ感動して、もえあずのことを調べてみたんですよ。それで彼女のブログを読んでいたら、チャレンジメニューがあるお店に行ったっていう記事を見つけて。そのお店は、クリアした人の写真をワンピースの賞金首みたいに貼り出してたんです。「ということは、いま行ってクリアできたら、もえあずの隣に自分の写真が貼られるんじゃない?」と思い、試しに行ってみることにしました。700gの油そばを4杯を制限時間45分で食べ切れば無料+5000円の賞金がもらえるというルールだったんですけど、案外簡単にクリアできちゃったんですよね。  それまで、借金して利息だけ払うっていうクズな人生を歩んでいたから、人から褒められることなんてあるわけなくて……。注目されることなんて一切なかったんですよ。だから余計に嬉しくて、他のチャレンジメニューにも挑戦してみようという気になリました。  それから、いろんなチャレンジメニューをネットとかで漁るようになり、テレビ東京の大食い王の募集を発見しましてね。そこから応募して参加した結果、優勝したので、晴れて「大食いタレント」になったという流れです。
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クズ生活で借金は500万円に…
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