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新CBAによりプレーオフ出場チームは14に

2020年03月16日(月) 09:58

サンフランシスコ・49ersのロビー・ゴールド【AP Photo/Morry Gash】

より予想し難いフットボールの世界がやってくる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによれば、現地15日(日)に可決された新団体労働協約(CBA)によって、2020年から各カンファレンスのNFLプレーオフ出場枠に7チーム目が加わる。これにより、トータルの出場チームは12から14に増加する。

各カンファレンスの第2シードに与えられていたファーストラウンドバイがなくなり、AFCとNFCそれぞれにおける最上位の重要性が増すことになる。ワイルドカードが各カンファレンス3チームになり、トップシード以外の各ディビジョンウイナーのホームで試合が行われる。

この変更によって、レギュラーシーズンのラスト数週間がよりおもしろくなるかもしれない。出場枠を確保したチームが先発をラスト2週で休ませるべきかどうか議論するのではなく、チームらはプレーオフを懸けて、もしくは一つしかない一回戦免除枠を求めてバトルすることになるだろう。一方で、プレーオフ進出の瀬戸際にいるチームにとってはチャンスが広がることになる。たとえば、昨年に9勝7敗だったディフェンディングNFCチャンピオンのロサンゼルス・ラムズと、気骨を示しながらも8勝8敗だったピッツバーグ・スティーラーズは新フォーマットならばプレーオフに駒を進めていた。

また、プレーオフ出場チームが増加したことで、シード順位の低いチームがトーナメントを勝ち残っていく機会が増えた。他のスポーツにおけるポストシーズンのトーナメントが証明してきたように、必要なのはとにかくそこに滑り込むことなのだ。新CBAに含まれる17試合目を追加するオプションによってこれまでより1週間遅くなる可能性のあるレギュラーシーズン最終戦における可能性は広がり、見るべき理由は大きくなる。好奇心をそそるフットボールとは常に、より優れたフットボールなのだ。

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