桂文枝 300作目の創作落語を来春披露「今年は厳しい年だった」
落語家の桂文枝(76)が24日、大阪市中央区の吉本興業本社で「六代 桂文枝 創作落語No.300発表記念落語会」の開催発表会見に登場した。この落語会は2020年3月4日になんばグランド花月で行われる。 【ノーカット】300作目の創作落語へ意欲をみせる桂文枝
300作目のタイトルは「ハッピーエンジェル」
会見で文枝は、自身が関西大学に在学中に、落語研究会で初めて創作。「これだけ続くとは思わなかった」と振り返った。また、その数が300になったらやめようと思ったが、現在、大阪市24区を題材とした落語をこれまでに10区を創作。299作目は都島区を題材としており「まだまだやらな」と話していた。 300作目のタイトルは「ハッピーエンジェル」ということを明かし「ハッピーエンド」な内容を浮かべているという。文枝は「まず今までだれもやってない落語を舞台でやれる、そしてみんなに笑っていただく、それを今度は落語家の仲間から『それをやらせてほしい』と言われ、そんな風に落語は残っていくんだなあと。そういうのが喜びでもある」と述べ、今後への意欲ものぞかせていた。
今年、文枝は弟子の桂三弥さん、桂三金さんを亡くした
会見では、先日のM-1 グランプリの話題にもふれ「天王寺で落語をやった時に前説をしてくれたミルクボーイさんが優勝してうれしかった」と述べた。 今年、文枝は弟子の桂三弥さん、桂三金さんを亡くした。「今年は弟子との別れが2度もあり厳しい年でした。来年はオリンピックイヤー、私も77歳の喜寿で(司会を務めるテレビ番組)新婚さんいらっしゃい!も50周年。記念イヤーが続くので、三弥、三金の分も生きていきたい」と話していた。