ASUSTeKは14日、2008年9月20日より発売しているミニノート「Eee PC 701SD-X」に同梱の外付けハードディスクドライブ(30GB)において、一部にウィルスが混入している可能性があることを発表した。同社では購入済みユーザーに対し、同ドライブの無償交換を実施する。

「Eee PC 701SD-X」(ブラック)

あわせて、本日より、Eee PC 701SD-Xの販売を一時停止することも発表された。販売再開は11月上旬の予定。ちなみに、Eee PC 701SD-Xは累計で約20,000台が出荷済みとのこと。

先日のEee Boxのウィルス混入を受け、再発防止のため、出荷予定の全製品を全品検査にて再度、最新定義ファイルを持ってウィルスチェックを実施したところ、今回発表の混入可能性が判明したのだという。現時点での同社検査では、出荷予定の外付けHDD1,000台の検査を行い、うち20台でウィルス感染を確認したとされている。同社では、外付けHDDへのウィルス混入は製造時(Eee PC 701SD-X本体とは別工場)に発生したもので、Eee PC 701SD-X本体にはウィルス混入の心配は無いと説明している。

なお、同社発表では、混入の可能性のあるウィルスは、トレンドマイクロ社製ウィルス対策ソフトでの検出結果で、トロイの木馬型「TROJ_GAMETHIE.RZ」であったとされている。一部のオンラインゲームのパスワード等の情報を盗み取るなどの問題があり、同外付けHDDを接続した状態ではオンラインゲームを実行しないことが推奨される。

交換方法および時期について

購入済みユーザーに対する無償交換は、こちら(http://eeepc.asus.com/jp/)の同社WEBページ内で告知されている電話サポート窓口ならびにインターネット問い合わせフォームを通して行われる。

交換品の外付けHDDには、シマンテック社製「ノートン・アンチウイルス・2009 60日無料体験版」をプレインストールし、10月17日(金)から順次発送が開始される予定。