ユヴェントスMFアルトゥーロ・ビダルら5人の選手が、チリ代表を追放された。クラウディオ・ボルギ監督が、宿泊所へ戻ってくるのが45分間遅れた5選手を許さなかったのだ。

オフィシャルには、ビダルとホルヘ・バルディビア、ジャン・ボセジュール、ゴンサロ・ヤラ、カルロス・カルモナの5人は、「監督との合意を反故にしたため送り返された」となっている。チリ『メルクリオ』によれば、ビダルらは9日夜に代表キャンプ地を離れたそうだ。

すべては、バルディビアの息子の洗礼式に、ビダルらが参加したことが理由だ。5選手は許可を得た上で洗礼式に参加したが、パーティーが予定より長引いたことは明らかで、戻ってくるのが45分間遅れてしまった。

だが、記者会見後にボルギ監督が非公式に明かしたところによると、5選手は酔っていたという。同監督は「彼らはプロのアスリートにとって受け入れられない状態だった。酔っていたのか、何を飲んだのかも知らない。だが、彼らが受け入れられない状態にあったことは分かっている。追い出すしかなかった」と話している。

チリ代表では以前にも、バルディビアやボセジュールが夜遊びし、酔った状態で練習に姿を見せたという騒動があった。このとき、ボルギ監督は報道を否定し、水に流すことにしたが、今回は譲歩しなかったようだ。

チリサッカー連盟のセルヒオ・ハドゥエ会長は、「彼らへの対応については、ボルギ監督に完全に同意している」とコメント。「模範的な処罰」を科す考えだと明かしていた。