ジェーン・フォンダ下唇にガンを発症(画像は『BUILD Series 2017年1月15日付Facebook「Who else is obsessed with Grace and Frankie?」』のスクリーンショット)

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『コールガール』、『帰郷』、『チャイナ・シンドローム』といった有名作品を多数持つ女優のジェーン・フォンダ。健康志向が強く、かつては「ハリウッドいちのフィットネス・オタク」などと呼ばれ、乳がんを克服していた彼女も少し前にはついに80歳になっていた。そんな彼女がこのほど、口唇にガンを発症したという。

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リンパ節転移などがない大変小さな段階で乳ガンが発見され、ジェーン・フォンダが摘出手術を受けたのは72歳であった2010年のこと。閉経後にも毎月決まった日に“しこりがないか”のセルフ・チェックを欠かさなかったそのお陰だとして、「乳がんイコール死ではない」「乳がんは自らの触診で早期発見が可能」と世の女性たちに強く呼び掛けたものである。

ただし再発の可能性もあるため健康オタクでもあったフォンダ。彼女がどれほど健康的な生活を心がけていたのかは想像に難くない。しかし15日、ニューヨークでライブメディア『BUILD Series』に出演し、主役“グレース”を演じているNetflixのドラマシリーズ『Grace and Frankie(原題)』のシーズン4のプロモーションにあたったフォンダは、また別のガンとの闘いについて告白した。

同世代である“フランキー”役の女優リリー・トムリンと並んで座ったフォンダは饒舌なトークを繰り広げるも、下唇からアゴにかけてやや大きめの絆創膏が目立っていた。「下唇にできたガンを除去してもらったのよ。まだ完全に治ったとは言えない状況ね。本当はここに来る前には治ると思っていたの。ちょっと甘かったわね。いつもはこんな状態で外に出ることはないんだけど、でも大丈夫」と自ら事情を説明した。

昨年9月には実に38年ぶりの共演となったロバート・レッドフォードと共に、Netflixの『夜が明けるまで(原題:Our Souls at Night)』をひっさげてヴェネツィア国際映画祭に登壇していたフォンダ。「20代の時も素敵だったけれど、80歳近くになってまたロバートとキスできるなんて嬉しいわ」と笑顔で語っていた。その時の彼女の口唇にはまったく変わった様子はなかった。

骨、歯、歯肉、頬、口唇、上顎、舌、口腔底、唾液腺、筋肉、神経、血管と様々なものが複雑に絡み合って存在する口腔領域。そこにガンが生じる確率はほかの部位のガンに比べて非常に低いとされている。このたびのガンもフォンダなら必ずや克服してくれるであろう。希少なガンのサバイバーとして、再びトーク番組に出演して多くを語ってくれるものと期待したい。

画像は『BUILD Series 2017年1月15日付Facebook「Who else is obsessed with Grace and Frankie?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)