是枝裕和監督の韓国映画「ベイビー・ブローカー」カンヌ国際映画祭に公式招待!IU&カン・ドンウォンらと共に出席へ

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写真=CJ ENM
是枝裕和監督の初めての韓国映画演出作「ベイビー・ブローカー」が、「第75回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に公式招待された。

映画「ベイビー・ブローカー」(監督:是枝裕和)は、“赤ちゃんポスト”に預けられた赤ん坊をめぐり出会った人々の予期せぬ特別なストーリーを描く作品だ。

是枝監督は2001年に「DISTANCE」(コンペティション部門)、2004年に「誰も知らない」(コンペティション部門/男性主演賞受賞)、2009年に「空気人形」(ある視点)、2013年に「そして父になる」(コンペティション部門/審査委員賞受賞)、2015年に「海街ダイアリー」(コンペティション部門)、2016年に「海よりも深く」(ある視点)、2018年に「万引き家族」(コンペティション部門/パルムドール受賞)に続き、今年「ベイビー・ブローカー」で通算8回目のカンヌ国際映画祭進出の快挙を記録した。

特に、是枝監督が韓国の制作陣と俳優たちとタッグを組んだ初めての韓国映画演出作という点で、世界中の映画ファンの関心と注目を集めている。是枝監督は「それぞれ異なる言葉と文化の違いを乗り越えて成し遂げた今回の作品を高く評価してもらうことで、僕だけでなく、作品に参加したすべてのスタッフと俳優が報われるようで良かったと思う。この作品で4年ぶりに『カンヌ国際映画祭』に参加することになったが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況だけでなく、何かと混乱しているこの時期に引き続き映画を作り、世の中に届けることに対する意味について考えられる良いきっかけにしたい」と感想を明かした。

また、2006年に「グエムル -漢江の怪物-」を皮切りに、2007年に「シークレット・サンシャイン」(コンペティション部門)、2008年に「グッド、バッド、ウィアード」(非競争部門)、2009年に「渇き」(コンペティション部門/審査委員賞)、2019年に「パラサイト 半地下の家族」(コンペティション部門/パルムドール受賞)、2021年に「非常宣言」(非競争部門)、そして今年「ベイビー・ブローカー」で通算7回目のカンヌ国際映画祭招待の栄誉を手に入れた俳優のソン・ガンホは、カンヌのコンペティション部門だけで4回招待され、韓国俳優で最多記録を立てた。また、昨年韓国男性俳優では初めてカンヌ審査委員に委嘱されたソン・ガンホは「ベイビー・ブローカー」が招待されたことについて「『カンヌ国際映画祭』に参加するのはいつもドキドキし、楽しい。何よりも是枝監督、そして共演俳優たちとこの嬉しいニュースを分かち合うことができて光栄で、感謝している」と述べた。

2020年に「新感染半島 ファイナル・ステージ」(公式選定作)に続いて、カンヌから2回目の招待を受けた俳優のカン・ドンウォンは「みんなが心を一つにして撮影した作品なので、こんなに嬉しいニュースを聞くことができてとても意味深く、感謝している。『カンヌ国際映画祭』に続いて映画の公開も控えているので、観客と一緒に観られる瞬間がとても楽しみだ」と明かした。また、女優のペ・ドゥナは「嬉しくて光栄だ。『空気人形』に続いて、約12年ぶりに是枝監督と2回目の再会ができて、私にとっては特別な作品だ。まだ完成した映画を観れていないけれど、カンヌのルミエール劇場で初めて映画を観ることになれば、とても素敵だと思う」と語った。

「ベイビー・ブローカー」を通じて初めて「カンヌ国際映画祭」に参加することになったIUは「『ベイビー・ブローカー』を撮影した昨年の春、たくさんのことを学ぶことができて感謝している。すべての経験が神秘的だった記憶があり、この春は『カンヌ国際映画祭』にまで参加することになるなんて、今年の春は昨年の春より素敵になりそうでドキドキしており、楽しみだ」と明かした。女優のイ・ジュヨンは「昨年の今頃、全国各地で『ベイビー・ブローカー』の撮影をしていたのに、再び春がやってきたと同時に、こんなに嬉しいニュースを聞くことになり、感慨深い。楽しく撮影しただけに、『ベイビー・ブローカー』が多くの観客の皆さんに出会えることを願っている」とときめきを伝えた。

「ベイビー・ブローカー」は6月に韓国で公開される予定だ。

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記者 : ペ・ヒョジュ