ダムカレー

なぜ受ける? 全国で続々「建造」3年で3倍

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特色あるダムカレーの例
特色あるダムカレーの例

 盛ったご飯をえん堤に、ルーを水に見立てた「ダムカレー」を出す店が全国で増えている。「日本ダムカレー協会」によると、この3年で3倍に増え、現在150店以上。ダムの形を忠実に再現したものから、多様なトッピングで彩られたものまでさまざまだ。何が受けているのか?

 協会を主宰する宮島咲(さき)さん(46)経営の和風レストラン「三州家」(東京都墨田区)を訪れ、さっそくダムカレーを注文した。深皿を半分に仕切るように、中央部分に少し曲がった壁のようにライスが盛られている。片側はカレーのルーで満たされているが、もう片側は底に福神漬けが入っているだけ。味はオーソドックスでおいしくいただいた。

 「これはカレーではなく、アーチ式のダムです。造形美を楽しんだついでに、食べてください」。そう語る宮島さんは、ダムに関する著書もある「ダムマニア」だ。約20年前にたまたまドライブで訪れた古谷ダム(長野県)を見て、「何も言わずに生活を支えてくれている」と感動した。

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