華為を捜査　イランへの禁輸措置違反容疑で

　【北京・赤間清広】米司法当局が中国の通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）をイランに対する禁輸措置違反の疑いで捜査していると、複数の米メディアが報じた。米政府は１６日に同様の疑いで中国通信大手、中興通訊（ＺＴＥ）に対し、米企業との取引を７年間禁じる制裁を科したばかり。相次ぐ個別企業への「攻撃」に中国側は強く反発している。

　２５日の米メディアの報道によると、捜査は少なくとも昨年から続けられ、ファーウェイは禁輸措置に違反しイランなどに米国製品を輸送した疑いが持たれている。不正行為が認定されれば、ＺＴＥ同様、厳しい制裁は避けられない状況だ。