税金無駄遣い

過疎地バスで利用者「水増し」

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 会計検査院は8日、税金の無駄遣いや不適切経理などが計423件・874億円に上ったとする2016年度決算の検査報告を安倍晋三首相に提出した。

 過疎地の赤字路線バスの運行を支える国の補助を14、15年度に受けた161路線(6億7454万円)のうち、北海道や京都府などの125路線(4億7714万円)の利用者数が補助要件を満たしていなかった。沿線自治体がバス事業者から回数券をまとめて購入し、利用者数が「水増し」された格好になっていた。

 国交省の「地域公共交通確保維持事業」は、利用者数が1日15人以上150人以下の赤字路線に対し、赤字分の約半額を補填(ほてん)する。利用者を把握することが難しい場合、バス事業者の運送収入から人数を算定する。

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