台風5号

「農作物はほぼだめ、家にも水」滋賀・姉川氾濫

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台風5号の大雨で増水し、河川敷の建物や車などが水につかった姉川=滋賀県長浜市で2017年8月8日午前9時30分、本社ヘリから小松雄介撮影
台風5号の大雨で増水し、河川敷の建物や車などが水につかった姉川=滋賀県長浜市で2017年8月8日午前9時30分、本社ヘリから小松雄介撮影

 台風5号は近畿、北陸を縦断し、大雨を降らせた。滋賀県長浜市で8日未明、1級河川の姉川が氾濫し、周辺の集落に浸水。福井県敦賀市では市内全域の約2万8000世帯に避難指示・勧告が出されるなど各地で住民避難も相次いだ。交通網の乱れは8日も続いた。

 長浜市大井町周辺では8日午前0時過ぎ、姉川に架かる大井橋付近から水があふれて集落に濁流が流れ込み、住宅など16棟が床上・床下浸水した。市は同日午前2時、川の南側の約65世帯200人に避難指示を発令。周辺住民も含めて約550人が小中学校に避難し、一夜を過ごした。近くの高齢者施設の入所者ら約100人も一時避難した。けが人はなかった。

 彦根地方気象台や県によると、上流の米原市では8日午前6時過ぎまでの24時間で264.5ミリの降雨を記録。大井橋付近の堤防が低い部分から水があふれた。地元住民が板で集落への流入を防ごうとしたが、急激な水位上昇に対応できなかったらしい。

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