デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松岡筆子」の解説 松岡筆子 まつおか-ふでこ 1899-1989 明治-昭和時代,夏目漱石の長女。明治32年5月31日生まれ。漱石の「吾輩は猫である」の登場人物のモデルのひとりといわれる。大正7年父の門下の松岡譲と結婚。この際,同門の久米正雄と松岡の間で筆子をめぐる確執があり,その経緯が久米の「破船」にかかれている。平成元年7月7日死去。90歳。熊本県出身。日本女子大付属高女卒。本名は筆。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例