あたらしい党を卒業します

日頃からご支援下さっている皆さんへ、大切なご報告があります。

私、こまざき美紀は、本日12月8日をもって、あたらしい党を卒業することとなりました。

【あたらしい党との出会い】

そもそも私があたらしい党に関わるきっかけは、夫の友人であった音喜多さんと、奥様の三次さんとの出会いでした。

音喜多夫妻の語る、「子ども達の未来のために、地域政治を変えていきたい」という気持ちに、強く共感しました。

私自身も、産後鬱や待機児童を抱えた経験から、自分の住む街を子育てしやすい街にしたい、という思いを抱えていたためです。

区議会議員を目指すとしたら、既存の政党では無く、新しい思いのある、そして「身の回りの困った」を解決できる地域政党が良いと思った私に、「あたらしい党」はぴったりでした。

党の候補者達も、アイドルや子育て中のママパパ、元シングルマザーや母子家庭出身者など、良い意味で多様性があり、素晴らしい仲間達だ、と感じました。

そして人生最大の挑戦である、区議会議員選挙に「あたらしい党」から出ることを決めました。

夫は当初は驚いて困惑していましたが、途中からはとても協力してくれたのでした。

【状況の変化】

大変な選挙戦も、音喜多さんやあたらしい党の仲間達、ボランティアの皆さんの協力があって、何とか戦い抜くことができ、北区史上最多の得票数という、身に余るご支持を頂きました。

こうした期待に応えよう、と区議会の中でたった1人の会派ではありましたが、ファミサポの使い勝手問題、待機学童問題、真っ暗なトンネル問題、小学校の謎ルール問題と、身近な生活課題に取り組みました。

そして、ファミサポの「きょうだい預かり」や「二人目以降の半額」の実現など、いくつかは明確な前進があり、「あ、私みたいな普通の母親でも、地域を良くできるんだ!」と手応えを感じる日々でした。

そうした環境に変化があったのは、あたらしい党の党首、音喜多さんが北区長選に敗れた後、3ヶ月で参院選に出馬する、となった時でした。

「日本維新の会から出る」と音喜多さんはおっしゃいました。

夫婦で止めましたが、音喜多さんの決意は固く、そのまま選挙戦に突入していきました。

あたらしい党は、維新の会と連携をして、選挙戦を応援する、という構図になっていきました。

結果的に音喜多さんは当選され、国会議員となられたことは素晴らしいことだと思いますし、国会でのご活躍を心から応援しています。

【悩み】

元から夫は維新の会と考え方を異にしていましたが、参院選の公約に維新の会が「離婚後共同親権」を掲げたことで、夫は維新の会に公然と反対意見を表明するようになりました。

ひとり親支援やDV被害者支援をしている彼にとっては、離婚後も別居親が重要事項決定権を持ち続ける共同親権は、離婚後もモラハラや精神的DVを与え続けられる法的ツールになるリスクを強く感じたようで、激しく危機感を募らせていました。

そこに維新の会の国会議員が夫を「バカか、こいつは」とSNS上で罵倒する事件が起き、夫は法的措置を取ろうと弁護士と相談を始め、対立は決定的となりました。

私はその間、夫とあたらしい党の狭間で、悩み、苦しむこととなりました。

「自分はあたらしい党に入って地域政策を頑張るつもりが、いつの間にか維新の会と関わることになってしまった。特に維新の会への思い入れがあるわけではないのに」

「誰よりも近くで応援してくれる夫が、維新の会の議員から中傷されてしまった。音喜多さんは好きだし信頼しているが、そうした維新の会を応援してしまって良いのだろうか」

「党首が維新の会の国会議員で、あたらしい党の党首も担い続けていたら、それは維新の会と関係ないとは言えず、ほぼ維新の会の下部政党という位置付けとみられても仕方のない構図になってしまうのではないか」

こうした疑問と悩みがぐるぐると自分の中で渦を巻き、体調も優れなくなりました。

病院で検査をしたら、お医者さんから、あるホルモンの数値があまりにも低い、すぐに検査入院をしないと、と言われる始末でした。

【決断へ】

こうした状況の中、決断をしなくてはならない、と思うようになりました。

あたらしい党は好きだし、あたらしい党のみんなも素晴らしい人たちです。音喜多さんも、政治を変えたい、という純粋な思いを持ち、信念を持って改革を進めてくださる方だと思っています。

けれど自分は、維新の会とは距離を置き、自分の街の、子どもや子育てをしている人々の生活課題を地道に解決することに集中したい、と思いました。

仲間と離れてしまうのは、本当に心細いです。

裏切ったと思われてしまうかもしれないと考えると、とても悲しいです。

しかし、たった1人になったとしても、当初自分が区議になりたいと思った気持ち、
「自分と同じような、辛い思いをしながら子育てしている人々の力になりたい」という思いに忠実に、道を選びたいと思います。

これまで「あたらしい党だから」こまざき美紀を応援してくださった皆さん、期待に添えず、本当に申し訳ございません。

これからは、無所属のひとりぼっちのこまざき美紀になります。もし、私個人の想いや政策に共鳴してくださったならば、引き続きご支援頂けたら嬉しいです。

そしてあたらしい党の仲間の皆さん。本当にありがとうございました。わずかな時間でしたが、皆さんとともに議論し、互いに切磋琢磨できた時間は、私にとっては宝物です。党は違えど、人と人として繋がり続けていけたら、とても嬉しいです。

★☆

無所属で1人の身になりますが、その分、自由にもなります。

区議会では、区民のためになることだったら、どんな政党の方とも、イデオロギーに囚われず、協力して政策実現していきたいと思います。

フットワーク軽く、北区民の皆さんのもとに、課題があるその現場に赴いて、行政機関に課題を伝えたり、社会資源と繋いだりしていきたいと思います。

これから苦労の日々が続くと思いますが、応援してくださる北区民の皆さんと共に、走っていきたいと思います。

全ては、子どもと子育てする親たちが、笑って暮らせる地域を創るために。

良かったら、これからも応援してください。

以上、卒業報告でした。思いが溢れて長くなってしまい、申し訳ありません。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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