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W-ZERO3の販売台数は15万台、夏モデルは別の機会に

 6日、W-ZERO3のマイナーバージョンアップ版となる「WS004SH」が発表されたことにあわせ、ウィルコムでは都内で説明会を開催した。代表取締役社長の八剱洋一郎氏や、常務執行役員の土橋匡氏のほか、インテルマーケティング本部長の江田麻季子氏が出席し、新機種の概要などが紹介された。


八剱氏、ナンバーポータビリティ制度への参加意欲を示す

ウィルコム八剱氏

ウィルコム八剱氏
 冒頭、壇上に立った八剱氏は、5月27日付けで契約数が400万人を突破したことに触れ、「正式な数値は7日にも発表される予定だが、5月の純増数は5万程度になる見込み。大型連休で法人が休んでいる分もあったが、好調に推移している」と述べ、純増ペースを維持していることを明らかにした。

 今回のWS004SHについて同氏は「昨年12月のWS003SH発売時には、在庫切れになるなど、“あのときはすいませんでした”と申し上げたい。今回は、その反省を踏まえ、潤沢な在庫を用意した」と供給体制に自信を見せた。

 今後の業界動向、特に今秋にスタートするナンバーポータビリティ制度について八剱氏は、「PHSは対象外だが、機会があれば参加したい。懸念としては、ユーザーがどのキャリアが対象のサービスか、認識されていないのではないか。ある調査では、ナンバーポータビリティでウィルコムに乗り換えたいという方も存在すると聞いている。その辺りは周知徹底を図りたい。混乱を避けるのが我々の責務。その一方で、ナンバーポータビリティ制度に関する機会があれば、話し合いに参加したいが、仮に参加できるとしても、それは先の話になる」と述べた。

 インテルの江田氏は、WS004SHに「Intel Inside」というロゴマークが入ることを受けて、「携帯の機動性、パソコンの処理能力、両方の特徴を備えるプラットフォームが期待されているのではないか。携帯とパソコンの間にある融合端末として、インテルはW-ZERO3に注目している。Intel Insideというロゴを付け、“快適なインターネット体験をモバイルに”というメッセージ広く訴求していきたい。パソコンやサーバー以外の製品で、Intel Insideロゴが使われるのは、今回が初めてだ」と語った。


インテル江田氏 W-ZERO3に「Intel Inside」
インテル江田氏 W-ZERO3に「Intel Inside」

W-ZERO3の販売台数は15万台

ウィルコム土橋氏

ウィルコム土橋氏

これまでに15万台の販売を達成

これまでに15万台の販売を達成
 WS004SHのプレゼンテーションを行なった土橋氏は、「昨年のWS003SH発表会では、10万台の販売を目標にするとしていた。その後、発売を迎え、予約にも行列ができるなど話題になったが、半年足らずで販売台数15万台を達成できた。携帯電話とパソコンの中間にある市場は、ますます大きくなっていると見られるが、今後、当社がその中でどの程度のシェアを占められるか。他のキャリアもスマートフォン市場には注目していると聞いているが、マーケット規模が大きくなることは歓迎したい」と述べた。

 土橋氏は、W-ZERO3ユーザーの利用動向も紹介。それによれば月間の平均通話時間は105分、データ通信量は64MBになるという。1月末までにインテルと共同調査した結果によれば、W-ZERO3で評価されているポイントは液晶画面、通信機能が50%を超えており、満足度としては、32%が「非常に満足」、57%が「どちらかと言えば満足」としており、顧客満足度の高い端末だという。その一方で、バッテリーやデザイン、メモリ、機能面、ソフトの5点について改善を求める声もあった。

 同氏は「バッテリーは短期間での改善が難しく、今後も継続的な課題として取り組んでいきたい。デザインについては、新色(シャンパンシルバー)を3月に投入していたが、W-ZERO3の発売当初から、白を求める女性の声もあった。そこで今回、ガンメタリックとパールホワイトをラインナップしている。メモリも256MBとなり、ユーザー領域は200MB程度と、WS003SHの3倍になる。機能面の強化として、電子辞書をセットすることにした」と説明していた。

 携帯電話では数多くの夏モデルが登場している。それを受けて、今回、ウィルコムが発表したWS004SHが夏モデルにあたるのかどうかという点については、同社執行役員の喜久川政樹氏は「(WS004SHとは別に)夏モデルはあると思っていただいて良い。これまでW-ZERO3はコンシューマー中心にきた端末で、今回は、ユーザーニーズに対応した製品。また法人向けソリューションについてもニーズに応えた形になる。近いうちに、もう少し違った新しい端末やサービスを発表したいと思う」と述べ、詳細は明らかにされなかったが、夏モデル投入の考えが示された。


満足度は高いという
W-ZERO3ユーザーの利用動向も 満足度は高いという


URL
  ニュースリリース
  http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2006/06/06/

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(関口 聖)
2006/06/06 17:23

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