円安・ドル高が止まらない。年初来の対円の通貨騰落率(4月24日時点)を見ると、円が全面安となっている一方、外為市場で取引量が多い主要10通貨のうち、ドルの上昇率は9%でトップとなっている。
- ワールド焦点:「トランプ2.0」に備えよ、同盟各国が陰に陽に働きかけ
トランプ前米大統領が11月の選挙で政権に返り咲く事態に備え、同盟諸国は自国の利益を守り、あるいは推進するために様々な手を打ち始めている。
- ワールド米、ウクライナに長距離ミサイル供与 既に実戦使用
米国はウクライナに対し最大射程300キロの地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」をここ数週間で供与したと、米政府当局者が24日明らかにした。ウクライナはこのミサイルを2度使用したという。
- オピニオン焦点:国内生保、24年度の円債は「純投資」目線に 環境改善や規制対応一巡で
国内生命保険各社は2024年度の資産運用で、日本国債への投資では利回り水準を冷静に見極めながら臨むスタンスを打ち出した。日銀が先月にマイナス金利政策を解除し、市場では年内の追加利上げも意識される中、運用環境は改善してきている。一方、新たな資本規制に対応するための買い需要は一巡し、「純粋な投資目線」で妙味を判断するとの声が聞かれた。
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原油先物価格はアジア市場序盤の取引で小幅に下落している。中東の紛争拡大リスクが相場を下支えしているが、米利下げ後ずれ観測が高まる中、米経済の減速で需要に影響が及ぶとの懸念が広がり、相場を圧迫している。
- マーケット信越化学、4―6月期は13%減益見通し 市場予想を下回る
信越化学工業は25日、2024年4―6月期の連結営業利益が前年比13.5%減の1650億円を見込むと発表した。IBESがまとめたアナリスト3人のコンセンサス予想の連結営業利益の平均値は1818億円で、会社計画はこれを下回っている。
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中国政府系企業の北京芯智達神経技術は25日、脳に埋め込むチップ(インプラント)を北京で開かれたハイテク関連フォーラムで発表した。米実業家イーロン・マスク氏が率いるニューラリンクも同様の技術を開発している。
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半導体製造装置メーカーのディスコ は25日、2024年4─6月期の連結営業利益が前年同期比59.7%増の271億円になりそうだと発表した。生成AI(人工知能)やパワー半導体向けの装置需要が堅調で、同四半期として過去最高を見込む。