ひとり

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日本語[編集]

語源1[編集]

  • ひと」(数詞"1")+「たり」(人を表わす接尾辞)

名詞[編集]

ひとり一人り、1人

  1. 人数が、1であること。
  2. あることをやるのが、その人だけであること。
  3. 独身であること。
  4. (「ひとりで」「ひとりでに」の形で)他人の手を借りないこと、独力で、自力で、自発的に。

副詞[編集]

ひとり一人り】

  1. 自分だけで
    • 十四五の頃、初旅に出て以来、ひとりこんな晩に歩いた事が、幾度あつたか知れない。(折口信夫 『山の音を聴きながら』)
  2. 単に。他の物とは無関係に。
    • ひとり新思潮のためのみならず、日本のためにも、そういう人たちの多くなることを祈りたい。(芥川龍之介 『校正後に』)

語源2[編集]

  • 」+「とり」(「とる」の連用形の名詞化用法)

名詞[編集]

ひとりり、火り】

  1. 火熾しのために、火をとって他に移すための容器。

古典日本語[編集]

名詞:一人[編集]

ひとりり】

  1. 人数であること。単独単身
  2. 独身

発音[編集]

三拍名詞七類(?)

名詞:火取り[編集]

ひとりり】

  1. 外側内側陶器で、を銅のかご覆っ香炉