IHIのソースを表示

{{複数の問題|出典の明記=2017年8月10日 (木) 07:06 (UTC}}
{{基礎情報 会社
| 社名 = 株式会社IHI
| 英文社名 = IHI Corporation
| ロゴ = [[ファイル:IHI logo.svg|150px]]
| 画像 = [[ファイル:IHI head-office building.jpg|250px]]
| 画像説明 = 豊洲IHIビル
| 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
| 市場情報 = {{上場情報 | 東証プライム | 7013 | 1949年5月16日}}{{上場情報 | 名証プレミア | 7013 | 1949年5月16日 | 2022年12月25日}}{{上場情報 | 福証 | 7013 | 1949年7月1日 | 2022年12月25日}}{{上場情報 | 札証 | 7013 | 1952年9月8日 | 2022年12月25日}}
| 略称 = IHI、石播
| 国籍 = {{JPN}}
| 本社郵便番号 = 135-8710
| 本社所在地 = [[東京都]][[江東区]][[豊洲]]三丁目1番1号<br />豊洲IHIビル
| 設立 = [[1889年]]（明治22年）[[1月17日]]<br />（有限責任石川島造船所）
| 業種 = 3600
| 事業内容 = [[建設機械]]・[[航空用エンジン|航空エンジン]]・[[プラント]]
| 代表者 = [[代表取締役]][[会長]] [[満岡次郎]]<br />代表取締役[[社長]]兼[[最高経営責任者|CEO]] [[井手博]]<br />代表取締役[[副社長]]兼副社長執行役員 [[山田剛志]]<br />代表取締役副社長兼副社長執行役員 [[池山正隆]]
| 資本金 = 1071億6500万円
| 発行済株式総数 = 1億5467万9000株
| 売上高 = 連結:1兆1,729億400万円<br />単独:4,236億4,000万円<br />（2022年3月期）
| 営業利益 = 連結:814億9,700万円<br />（2022年3月期）
| 純利益 = 単独:460億8,400万円<br />（2022年3月期）
| 総資産 = 単独:1兆2,282億2,100万円<br />（2022年3月期）
| 従業員数 = 連結:28,486名<br />単独:7,768名<br />（2023年3月31日現在）
| 決算期 = 3月31日
| 主要株主 = [[日本マスタートラスト信託銀行]]（信託口）15.74%<br />[[日本カストディ銀行]]（信託口）9.44%<br />[[第一生命保険]] 3.56%<br />[[みずほ信託銀行]]（退職給付信託[[みずほ銀行]]口　再信託受託者 日本カストディ銀行）3.02%<br />[[JPモルガン証券]] 1.93%<br />（2022年3月31日現在）
| 主要子会社 = 
| 関係する人物 = [[土光敏夫]]<br />[[稲葉興作]]<br />[[永野治]]<br />[[碓井優]]<br />[[真藤恒]]
| 外部リンク = https://www.ihi.co.jp/
| 特記事項 = 
}}
'''株式会社IHI'''（アイ・エイチ・アイ、{{Lang-en-short|IHI Corporation}}）は、[[東京都]][[江東区]][[豊洲]]に本社を置く、[[重工業]]を主体とする日本の大手製造会社。

[[三菱重工業]]（MHI）・[[川崎重工業]]（KHI）と共に三大重工業の一角を成している。[[日経平均株価]]の構成銘柄の一つ<ref>[https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/component?idx=nk225 構成銘柄一覧：日経平均株価] Nikkei Inc. 2021年10月8日閲覧。</ref>。

旧[[商号]]は'''石川島播磨重工業株式会社'''（いしかわじまはりまじゅうこうぎょう、{{Lang-en-short|Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd.|links=no}}）。石川島重工業と播磨造船所の合併以来「IHI」を略称とし{{Efn|公式Twitterでの投稿によれば、"'''I'''shikawajima-Harima '''H'''eavy '''I'''ndustries"の頭字語<ref>{{Cite tweet|author=株式会社IHI |user=IHI_ad |number=1694611036568211959 |title=日本人の若者の7割どころか全国民の8割は知らないし従業員でも4割は知らない |date=2023-08-23 |access-date=2023-11-09}}</ref>。}}、[[2007年]]に商号をこの略称に変更した<ref name="news20070326" />。

== 概要 ==
幕末以来160年を超える歴史があり、重機などの重工業において、日本を代表する企業の一つである。[[東京駅]]丸の内駅舎の鉄骨の建造（施工は[[大林組]]が担当し、1914年に開業）<ref>{{Cite journal
|author = 大内田史郎
|year = 2011
|title = 東京丸の内駅舎保存・復原
|journal = 電気設備学会誌
|volume = 31
|issue = 1月号
|page = 65
|publisher = 一般社団法人 電気設備学会
|url = https://doi.org/10.14936/ieiej.31.63
|doi = 10.14936/ieiej.31.63
|accessdate = 2017/11/03
}}</ref>、[[永野治]]による日本初のターボ・ジェットエンジン開発（1945年）、日本国内最大の大型[[海水淡水化]]装置建設（1967年）、[[東京湾アクアライン]]工事用シールド掘進機納入（1997年）、[[明石海峡大橋]]の[[ケーソン]]やタワー（主塔）の建設（1998年）などに関わってきた{{要出典|date=2017年11月}}。

同社のトップは政財界でも様々な活動を行っている。最近では[[伊藤源嗣]]が[[日本経済団体連合会]]（日本経団連）の評議員会副議長を務めていた（就任時は社長、2003年～2007年）<ref>{{Cite web|和書
|title=新副会長に7氏内定／評議員会議長・副議長も
|url=https://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2003/0313/01.html
|date=2003/03/13
|accessdate=2017/11/03
|publisher=[[日本経団連]]
}}</ref>。1980年代に[[中曽根康弘]]首相が進めた[[行政改革]]においては、その基本方針をまとめた[[第二次臨時行政調査会]]の会長を同社出身の[[土光敏夫]]が務め<ref name="sankeibiz150803">{{Cite web|和書
|title=東芝、改革精神に“ゆがみ” 歴代名経営者と正反対の「当期利益至上主義」
|url=https://web.archive.org/web/20150803124557/http://www.sankeibiz.jp/business/news/150803/bsc1508030500006-n1.htm
|date=2015/08/03
|accessdate=2017/11/03
|publisher=[[産経新聞社]]
}}</ref>、その主要政策として実行された[[日本電信電話公社]]の民営化では[[真藤恒]]が同公社の最後の総裁、及び[[日本電信電話]]（NTT）の初代社長としてその移行を実現させた。また、[[稲葉興作]]は1993年から2001年に[[日本商工会議所]]の会頭であった<ref>{{Cite web|和書
|title=稲葉興作氏のご逝去にあたって
|url=http://www.jcci.or.jp/recommend/comment/2006/1129100000.html
|date=2006/11/29
|accessdate=2017/11/03
|publisher=[[日本商工会議所]]
}}</ref>。

元来独立系の企業だが、土光敏夫が[[三井グループ]]の東京芝浦電気（現・[[東芝]]）の再建に関わって<ref name="sankeibiz150803" />以来、東芝と密接な関係にあり、三井グループを構成する二木会（社長会）・三井業際研究所（二木会直轄のシンクタンク）・[[綱町三井倶楽部]]（三井系の会員制クラブ）<ref>{{Cite web|和書
|title=ご利用案内
|url=http://tsunamachimitsuiclub.co.jp/wedding/new-site/usage/
|accessdate=2017/11/03
|publisher=綱町三井倶楽部
}}</ref>及び月曜会（三井グループ各社の役員間の相互親睦と情報交換を目的とする会合）に加盟している<ref>{{Cite web|和書
|title=三井グループの100年企業
|url=http://www.mitsuipr.com/special/100ka/26/index.html
|date=2014/07/18
|accessdate=2017/11/03
|publisher=三井グループ広報会
}}</ref>。一方、旧石川島重工業と旧・第一銀行とのつながりから、メインバンクは[[みずほ銀行]]であり、IHIは[[第一勧銀グループ]]にも属している<ref>田中彰、「[https://doi.org/10.14988/pa.2017.0000013201 六大企業集団の無機能化: ポストバブル期における企業間ネットワークのオーガナイジング]」『同志社商学』 2013年 64巻 5号 p.330-351, {{doi|10.14988/pa.2017.0000013201}}。</ref>。

2012年10月からコーポレートメッセージを「Realize your dreams」としている<ref>{{Cite press release|title=IHIグループの新コーポレート・メッセージを策定 |publisher=IHI |date=2012-09-24 |language=ja |url=https://www.ihi.co.jp/all_news/2012/other/1190223_1716.html |accessdate=2023-11-09}}</ref>。

== 沿革 ==
{{出典の明記|date=2017年8月10日 (木) 07:06 (UTC)|section=1}}
=== 石川島造船所→東京石川島造船所→石川島重工業 ===
* [[1853年]]（[[嘉永]]6年） - [[江戸幕府]]が[[水戸藩]]に命じ[[江戸]][[隅田川]]河口の石川島（現在の[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[佃 (東京都中央区)|佃]]二丁目）に造船所を創業。西洋式軍艦「[[旭日丸]]」「[[千代田形]]」などを建造。
* [[1876年]]（[[明治]]9年） - 日本最初の民間造船企業として[[平野富二]]に払い下げられる<ref name="Teratani">{{Cite journal|和書|author=寺谷武明|title =日本造船業成立期における政府と企業 -造船奨励法と石川島造船所- |date=1967|publisher=経営史学会|journal=経営史学|volume =2|issue=2|doi=10.5029/bhsj.2.2_85|pages=85-119}}</ref>。
* [[1877年]]（明治10年） - 民間造船所として日本初の蒸気船「通運丸」を建造。
* [[1889年]]（明治22年） - 有限責任石川島造船所設立<ref name="Teratani"/>。
* [[1893年]]（明治26年） - 東京石川島造船所株式会社に組織・社名変更<ref name="Teratani"/>。
* [[1896年]]（明治29年） - 初の日本製の火力発電設備（[[交流発電機]]）を[[東京電燈]]へ引渡し。翌年から[[浅草火力発電所]]で稼働開始。
* [[1902年]]（明治35年） - [[大日本帝国海軍|海軍]]よりの下命により[[軽便鉄道]]用7 t[[蒸気機関車]]7台を製造{{Sfn|石川島重工業株式会社社史編纂委員会|1961|p=308}}。
* [[1907年]]（明治40年） - [[大日本軌道|大日本軌道株式会社]]よりの依頼で[[軽便鉄道]]用[[機関車]]20数台を製造{{Sfn|石川島重工業株式会社社史編纂委員会|1961|p=308}}、その内、[[下工弁慶号|5.5t蒸気機関車1台]]は[[下松市]]に現存。
* [[1911年]]（明治44年） - 東京中央停車場（現[[東京駅]]）の鉄骨を製作、組立<ref>{{Cite web|和書|date=2019-03-06 |url=https://mainichi.jp/articles/20190306/k00/00m/040/029000c |title=開業前の東京駅写真、横須賀で見つかる オリジナルプリント、鉄骨まで鮮明 |publisher= 毎日新聞|accessdate=2019-03-06}}</ref>。
* [[1918年]]（[[大正]]7年） - [[第一次世界大戦]]での船舶特需により莫大な利益を得、これを自動車分野に投資し、英国[[ウーズレー|ウーズレー・モーター・カンパニー]]とライセンス提携を結ぶ<ref name="gptruck2005">{{Cite book ja-jp |author=中沖満＋GP企画センター |year=2005 |title=国産トラックの歴史 |publisher=[[グランプリ出版]]}} p.23</ref>。提携は1927年まで継続。以降はブランド名を「[[スミダ]]」とするが車両自体はウーズレーのままであった。自動車部門は1929年、石川島自動車製作所（現・[[いすゞ自動車]]）として独立{{refnest|<ref name="gptruck2005" /> p.25}}。
* [[1924年]]（大正13年） - 石川島飛行機製作所を設立（現・[[立飛企業]]）。
* [[1945年]]（[[昭和]]20年） - '''石川島重工業株式会社'''に商号変更。日本初の[[ジェットエンジン]]「[[ネ20 (エンジン)|ネ-20]]」を製作。

=== 播磨船渠→播磨造船所 ===
* 1907年（明治40年） - 播磨船渠株式会社設立（初代社長・小曽根貞松）<ref>[http://www.jmuc.co.jp/amtec/jsiryo/keii_sogyo.html 創業時代]JMUアムテック</ref>。[[兵庫県]]相生村（現在の[[相生市]]）に船渠建設開始。
* [[1909年]]（明治42年） - 播磨船渠株式会社が解散。同年に起きた建設中の事故により船渠が崩壊し、出資者が事業意欲を失った事が原因とされる。
* 1911年（明治44年） - 播磨船渠合名会社を設立。旧社の事業を引き継ぐ。
* [[1912年]]（明治45年） - 船渠完成。播磨造船株式会社に改組・商号変更。
* [[1916年]]（大正5年） - （旧）株式会社播磨造船所に商号変更。
* 1918年（大正7年） - 帝国汽船株式会社と合併。鳥羽造船所と共に同社の造船部となる。
* [[1921年]]（大正10年） - 帝国汽船造船部を株式会社[[神戸製鋼所]]に営業譲渡。神戸製鋼所造船部となる。
* [[1929年]]（昭和4年） - （新）'''株式会社播磨造船所'''として神戸製鋼所から分離設立。この時、造船部傘下の鳥羽電機製作所（現・[[シンフォニア テクノロジー]]）は、神戸製鋼所に残る。

=== 呉船渠・NBC呉造船部→呉造船所 ===
* 1945年（昭和20年） - 株式会社播磨造船所、[[呉海軍工廠]]跡に呉船渠開設。
* [[1952年]]（昭和27年） - 米ナショナル・バルクキャリア（NBC）、呉海軍工廠跡に呉造船部開設。
* [[1954年]]（昭和29年） - '''株式会社呉造船所'''として播磨造船所から分離設立。
* [[1958年]]（昭和33年） - 世界初の10万トン級タンカー「[[ユニバース・アポロ]]」就航。
* [[1962年]]（昭和37年） - NBCから同社呉造船部の営業譲渡を受ける。

=== 石川島播磨重工業 ===
* [[1960年]]（昭和35年）12月1日 - 石川島重工業株式会社が株式会社播磨造船所を合併し、'''石川島播磨重工業株式会社'''に商号変更{{Sfn|石川島重工業株式会社社史編纂委員会|1961|p=605}}。
* [[1966年]]（昭和41年） - 世界初の20万トン級タンカー「[[出光丸]]」就航。
* [[1968年]]（昭和43年） - 株式会社呉造船所を合併。
* [[1975年]]（昭和50年） - 当時世界最大のタンカー（約48万トン）「[[日精丸]]」就航。
* [[2000年]]（[[平成]]12年） - [[川崎重工業]]・[[三井E&S|三井造船]]と官公庁船分野を除く船舶・海洋事業の業務提携を締結。[[日産自動車]]から宇宙航空事業・防衛事業を譲受（現・[[IHIエアロスペース]]）。
* [[2002年]]（平成14年） - 臨海地区開発の影響で東京第1工場（豊洲）を閉鎖。事業は横浜第3工場に移管。船舶・海洋事業を[[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]]に分社化。
* [[2003年]]（平成15年） - [[新潟鐵工所]]から原動機事業（現・[[IHI原動機]]）、輸送機器事業（現・[[新潟トランシス]]）を譲受。
* [[2006年]]（平成18年） - アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドを完全子会社化。本社を[[千代田区]][[大手町 (千代田区)|大手町]]二丁目から[[江東区]][[豊洲]]三丁目に移転。

=== IHI ===
* [[2007年]]（平成19年）
** [[1月15日]] - [[橋梁談合事件|橋梁工事をめぐる談合事件]]をうけ、国土交通省から[[建設業法]]に基づき45日間の業務停止命令を受ける。
** [[7月1日]] - 商号を'''株式会社IHI'''（英文社名：''IHI Corporation''）に変更<ref name="news20070326">{{Cite press release|title=商号の変更に関するお知らせ |publisher=石川島播磨重工業 |date=2007-03-26 |language=ja |url=https://www.ihi.co.jp/all_news/2006/other/1188247_1806.html |accessdate=2023-11-09}}</ref>。2007年3月期の[[有価証券報告書]]が[[上場廃止]]基準である虚偽記載に当たる可能性があり、東証[[監理ポスト]]に指定される。
* [[2008年]]（平成20年） - 2月9日付で監理ポストの指定から[[上場廃止#特別注意銘柄|特設注意市場銘柄]]の指定へ変更。
* [[2009年]]（平成21年） - 5月12日付で特設注意市場銘柄の指定解除。
* [[2013年]]（平成25年）
** [[1月1日]] - [[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]]が[[ユニバーサル造船]]と合併し、[[ジャパン マリンユナイテッド]]が発足。当社は、[[JFEホールディングス]]と並んで同社株式45.93%を保有する筆頭株主となる。
** 10月 - IHIメタルテックの圧延機事業を[[プライメタルズ テクノロジーズ|三菱日立製鉄機械]]（現・[[プライメタルズ テクノロジーズ|プライメタルズテクノロジーズ]]）株式会社に承継<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2013/industrial_general_machine/2013-6-13/index.html|title=IHIメタルテックと三菱日立製鉄機械が、圧延機分野での事業統合に基本合意|accessdate=2021-10-13|publisher=株式会社IHI}}</ref>。
* [[2015年]]（平成27年）12月 - 総合熱処理受託サービスを行うドイツのVTN Beteiligungsgesellschaft GmbH（現・IHI VTN GmbH）を買収、完全子会社化<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2015/industrial_general_machine/1188750_1665.html|title=熱処理受託加工の独VTN社の株式を取得，子会社化へ|accessdate=2021年10月13日|publisher=株式会社IHI}}</ref>。
* [[2016年]]（平成28年）11月 - [[IHI建機]]の全株式を[[加藤製作所]]に譲渡<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2016/industrial_general_machine/2016-10-25/index.html|title=IHI建機株式会社の株式譲渡について|accessdate=2021年10月13日|publisher=株式会社IHI}}</ref>。
* [[2019年]]（平成31年）
** 4月 - 会社分割によりプラント事業を[[IHIプラント建設]]に承継。同社は[[IHIプラントエンジニアリング]]を吸収合併した上で、社名を[[IHIプラント]]に変更した。
** 7月 - 会社分割により航空機転用型ガスタービンを主機とする発電プラント事業を新潟原動機に継承。更に子会社であるディーゼルユナイテッドを吸収合併し社名を[[IHI原動機]]に変更した。
* [[2021年]]（[[令和]]3年）8月1日 - [[株式交換]]により[[明星電気]]を完全子会社化<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/politics/294638 |title=IHIが明星電気を完全子会社化　新規事業創出狙う|publisher=上毛新聞 |accessdate=2021-05-14}}</ref>。

== 事業拠点 ==
主力工場は次の通り。
* 航空・宇宙事業<ref group="注釈">田無工場（東京都[[西東京市]]）は、相馬事業所への移転完了に伴い閉鎖となった。</ref>
** 相馬第一・第二工場（新加工棟を建設中）（福島県[[相馬市]]）、瑞穂工場（東京都[[西多摩郡]][[瑞穂町]]）、鶴ヶ島工場 (埼玉県[[鶴ヶ島市]]) 、呉第二工場（広島県[[呉市]]）
* エネルギー・プラント事業
** 横浜工場、相生工場（兵庫県相生市）
* その他の事業

== 主要製品 ==
詳細は、同社ウェブサイト製品案内<ref>[http://www.ihi.co.jp/ihi/products/products.html 製品案内]</ref>を参照。

=== 航空・宇宙 ===
{{出典の明記|date=2017年8月10日 (木) 07:06 (UTC)|section=1}}
==== ジェットエンジン ====
航空の分野において、IHIはジェットエンジン製造を専業とし、日本国内初のターボ・ジェットエンジン「ネ20」は同社の製品である。日本国内におけるジェットエンジンのシェアは60%を超え、トップである。

===== 日本製 =====
* [[ターボジェットエンジン|ターボジェット]]
** [[ネ20 (エンジン)|ネ20]]（日本国内初のターボ・ジェットエンジン：[[橘花 (航空機)|橘花]] 搭載）東京石川島造船時代に製造。
** [[J3 (エンジン)|J3]]（日本国内初の実用ジェットエンジン）
*** J3-3（[[T-1 (練習機)|T-1B]]搭載）[[日本ジェットエンジン]]による開発。
*** J3-7B（T-1B搭載）
*** J3-7C/D（[[P-2J (航空機)|P-2J]]搭載）
* [[ターボファンエンジン|低バイパス比ターボファン]]
** [[F3 (エンジン)|F3-30/30B]]（[[T-4 (練習機)|T-4]]搭載）
** [[XF5 (エンジン)|XF5-1]]（研究機 [[X-2 (航空機・日本)|X-2]] 搭載）
** [[XF9 (エンジン)|XF9]]（開発中）
* [[ターボファンエンジン|高バイパス比ターボファン]]
** [[V2500 (エンジン)|V2500]]（国際共同開発、[[エアバス]][[エアバスA319|A319]]/[[エアバスA320|A320]]/[[エアバスA321|A321]]、[[マクドネル・ダグラス]][[MD-90]]搭載）
** [[F7 (エンジン)|F7-10]]（日本国内初の[[逆推力装置|スラストリバーサー]]付きエンジン：[[P-1 (哨戒機)|P-1]]搭載）

===== ライセンス生産 =====
* [[ターボジェットエンジン|ターボジェット]]
** J47（[[ゼネラル・エレクトリック|GE社]]製、[[F-86 (戦闘機)|F-86F]]搭載）
** [[ゼネラル・エレクトリック J79|J79]]（GE社製、[[F-104 (戦闘機)|F-104J]]・[[F-4 (戦闘機)|F-4EJ]]搭載）
* [[ターボファンエンジン|高バイパス比ターボファン]]
** [[ゼネラル・エレクトリック TF34/CF34|CF34]]（GE社製、[[ボンバルディア]][[ボンバルディア CRJ|CRJ-700/900]]・[[エンブラエル]][[エンブラエル 170|ERJ170/175/190/195]]搭載）
** [[ゼネラル・エレクトリック GE90|GE90]]（GE社製、[[ボーイング]][[ボーイング777|777-200ER/300ER/200LR]]搭載）
* [[ターボファンエンジン|低バイパス比ターボファン]]
** [[ロールス・ロイス・チュルボメカ アドーア|TF40]]（[[ロールス・ロイス・チュルボメカ]]製、[[F-1 (航空機)|F-1]]/[[T-2 (航空機・日本)|T-2]]搭載）
** [[プラット・アンド・ホイットニー F100|F100]]（[[プラット・アンド・ホイットニー]]製、[[F-15J (航空機)|F-15J/DJ]]搭載）
** [[ゼネラル・エレクトリック F110|F110]]（GE社製、[[F-2 (航空機)|F-2A/B]]搭載）
* [[ターボプロップエンジン|ターボプロップ]]
** [[ゼネラル・エレクトリック T64|T64]]（GE社製、[[P-2J (航空機)|P-2J]]・[[PS-1]]・[[US-1|US-1/1A]]・[[YS-11|YS-11EA/EB]]搭載）
** [[アリソン T56|T56]]（[[アリソン・エンジン|アリソン]]（現[[ロールス・ロイス]]）製、[[P-3 (航空機)|P-3C]]・[[C-130 (航空機)|C-130H]]・[[E-2 (航空機)|E-2C]]搭載）
* [[ターボシャフトエンジン|ターボシャフト]]
** [[ゼネラル・エレクトリック T58|T58]]（GE製、[[三菱-シコルスキー S-61|HSS-2/2A/2B]]・[[PS-1]]・[[US-1|US-1/1A]]搭載）
** [[ゼネラル・エレクトリック T700|T700]]（GE社製、[[SH-60J (航空機)|SH-60J]]/[[SH-60K (航空機)|K]]・[[UH-60J (航空機)|UH-60J/JA]]搭載）

==== 宇宙 ====
宇宙事業は100%子会社の[[IHIエアロスペース]]がその多くを担っている。
* [[H-IIロケット]]・[[H-IIAロケット]]
** [[LE-7A]]エンジン用ターボポンプ
** [[LE-5B]]エンジン用ターボポンプ
* [[GXロケット]]（主契約企業）

=== 機械事業 ===
* [[高炉]]
* 製鋼炉
* 熱処理炉
* 圧延設備
* 製管設備
* 精製仕上設備
* 機械プレス
* [[圧縮機]]
* [[送風機]]
* [[ポンプ]]
* 製紙・パルプ機械
* ゴム・プラスチック加工機械
* [[蒸気タービン]]
* 歯車装置
* 汎用圧縮機
* [[過給機]]
* 分離機
* 鋳鍛造品

=== 物流・鉄構事業 ===
* ローダー
* アンローダー
* スタッカー
* リクレーマ
* クライミングクレーン
* 自動倉庫
* 物流システム
* 橋梁
** 初代石狩川橋梁 1933年（昭和8年）、東京石川島造船所にて[[札沼線]]の開業に合わせて建造。上路式プレートガーター38連、下路式[[トラス橋|曲弦ワーレントラス]]4連で構成され、総延長1074.1mは道内最長だった。2001年（平成13年）、新橋が上流側に架けられたことにより役目を終えた。
* 駐車装置
*: タワーパーキング
* 鉄骨
* [[水門]]
* [[シールドマシン|シールド掘進機]]
*: [[シールド工法]]にてトンネルを掘削する機械
* セグメント自動組立
* コンクリート製品
* プレストレストコンクリート製品
* 鉄道車両
** [[軽便鉄道]]用[[蒸気機関車]] 明治末期に、東京石川島造船所において、[[軽便鉄道]]用[[蒸気機関車]]20数台を製造{{Sfn|石川島重工業株式会社社史編纂委員会|1961|p=308}}。その内の5.5t[[蒸気機関車]]1台が1934年（昭和9年）に[[山口県立下松工業高等学校|下松工業学校]]に原動機実習用に払い下げられ、戦災を免れたことで[[通称]]・[[下工弁慶号]] （愛称・下松べんけい号）として[[下松市]]に現存、下松市役所敷地内展示格納庫に展示されている。
* 案内軌条式鉄道車両
* 制震装置/免震床
* 除雪機械

=== エネルギー・プラント ===
* 事業用ボイラ
* 産業用ボイラ
* 舶用ボイラ
* 排煙[[脱硫]]装置/排煙脱硝装置
* 原子力機器
* 太陽エネルギー利用プラント
* 石炭液化ガス化プラント
* [[石油精製]]プラント
* [[石油化学]]プラント
* 大型[[風力発電]]設備
* [[セメント]]プラント
* 医薬プラント
* [[海水淡水化]]装置
* LNGタンク/LPGタンク
* 原油タンク
* 水処理装置
* 廃棄物処理装置
* [[ガスタービンエンジン|ガスタービン]]/ガスエンジン

=== その他 ===
* [[ディーゼルエンジン]]
* 土木・[[建設機械]]
* [[農業機械]]
* この他、1980年代の[[フォーミュラ1|F1]]において、ホンダ製のターボエンジンのタービンにIHI製のタービンが使用されている。
* [[東宝]]映画『[[連合艦隊 (映画)|連合艦隊]]』（1981年8月8日公開）の特撮シーン撮影用・戦艦[[大和 (戦艦)|大和]]縮尺1/20モデル（船体は[[IHIクラフト]]製で、艦橋や煙突、砲塔やマストなどの上部構造物は東宝美術、ならびに、東宝特殊美術（現：東宝映像美術）で製作。完成は1981年1月20日。水冷[[ディーゼルエンジン]]搭載。船体内部に3人が搭乗し、速力6ノットでの自力航行が可能。また、火薬を使用して、46cm3連装主砲の発射シーンの再現も可能。撮影終了後、東京・お台場の[[船の科学館]]の玄関脇に屋外展示されていたが、2004年12月、台風並みに発達した暴風雨により破損し、解体処分となった）。

== 過去の製品 ==
=== 船舶・海洋事業 ===
船舶・海洋事業については、2002年に分社化した[[アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド]]（IHIMU）、2013年からはIHIMUが[[ユニバーサル造船]]と合併した[[ジャパン マリンユナイテッド]]（JMU）に移行した。
{{Main2|移行後については「[[アイ・エイチ・アイ_マリンユナイテッド#主な製品]]」を}}
==== 商船・海洋製品 ====
* [[クルーズ客船]]
** [[おりえんとびいなす]] - 1990年竣工
** [[ぱしふぃっくびいなす]] - 1998年竣工
* [[フェリー]]
** [[ニューはまなす]] - 1987年竣工<ref name="kansen_carferry" />
** [[ニューあかしあ]] - 1988年竣工<ref name="kansen_carferry" />
** [[フェリーあざれあ]] - 1994年竣工<ref name="kansen_carferry" />
** [[フェリーしらかば]] - 1994年竣工<ref name="kansen_carferry" />
** [[すずらん (フェリー・初代)|すずらん(初代)]] - 1996年竣工<ref name="kansen_carferry" />
** [[オーシャンアロー (高速フェリー)|オーシャンアロー]] - 超細長双胴船（SSTH）船型の高速フェリー。1998年竣工<ref name="kansen_carferry">{{Cite book |1=和書|title=日本のカーフェリー―その揺籃から今日まで― |date=2009/03/15 |series=[[世界の艦船]]別冊 |publisher=[[海人社]]}}</ref>
** [[らいらっく]] - 2002年竣工<ref name="kansen_carferry" />
* [[タンカー]]
** [[橘丸 (タンカー)|橘丸]] - 1921年竣工。日本初の本格的近代タンカー。
** [[出光丸]] - 1966年竣工{{Sfn|千早|1969|page=336}}
** [[ユニヴァース・アイルランド]] - 1968年竣工{{Sfn|千早|1969|page=336}}
** [[日石丸]] - 1971年竣工
** [[グロブティック・トーキョー]] - 1973年竣工
** [[日精丸]] - 1975年竣工
* [[ばら積み貨物船|バルクキャリア（ばら積み貨物船）]]
* [[コンテナ船]]
** [[NYK アルテア]] - 1994年竣工
* [[ONE PIECE|ワンピース]] [[ゴーイングメリー号]] - 石川島造船化工機にて[[東京都観光汽船]]の遊覧船「遊」（[[函館どつく]]建造）を改修したもの<ref>[http://www.ihi.co.jp/ihi/press/2003/2003-7-17/index.html プレスリリース]</ref>。

==== 艦艇 ====
{{出典の明記|date=2017年8月10日 (木) 07:06 (UTC)|section=1}}
戦前の[[大日本帝国海軍|日本海軍]]からの受注は小型艦が主立っていたが（幕末および明治初期に数隻建造したのみで[[軍艦]]建造から離れたが、大正期になり[[駆逐艦]]建造で復帰）、当時先進的な[[上陸戦]]能力を備えていた[[大日本帝国陸軍|日本陸軍]]の[[陸軍船舶司令部|船舶部隊]]より、[[陸軍特殊船|特殊船]]と称す大型[[揚陸艦]]（現代の[[強襲揚陸艦]]の嚆矢とされる船種）を受注しており主力船2隻を建造している。

戦後は輸出向けに建造されたことはないため、納入先は[[海上自衛隊]]のみである。

;東京石川島造船所（戦前）
* 軍艦：[[千代田形丸|千代田形]]{{Sfn|千早|1969|page=12}}、[[鳥海 (砲艦)|鳥海]] [I]{{Sfn|千早|1969|page=14}}
* 練習艦：[[石川 (練習艦)|石川]]{{Sfn|千早|1969|page=13}}
* 敷設艦：[[白鷹 (急設網艦)|白鷹]] [II]{{Sfn|千早|1969|page=337}}
* 駆逐艦
** [[樅型駆逐艦|樅型]]：[[栂 (駆逐艦)|栂]]{{Sfn|千早|1969|page=337}}、[[薄 (駆逐艦)|薄]]{{Sfn|千早|1969|page=338}}、[[菫 (樅型駆逐艦)|菫]]、[[蓬 (駆逐艦)|蓬]]{{Sfn|千早|1969|page=338}}
** [[若竹型駆逐艦|若竹型]]：[[朝顔 (駆逐艦)|朝顔]]{{Sfn|千早|1969|page=337}}、[[夕顔 (駆逐艦)|夕顔]]
** [[神風型駆逐艦 (2代)|神風型]]：[[疾風 (2代神風型駆逐艦)|疾風]][II]{{Sfn|千早|1969|page=337}}
** [[睦月型駆逐艦|睦月型]]：[[卯月 (睦月型駆逐艦)|卯月]][II]<ref name="kansen595" />、[[長月 (睦月型駆逐艦)|長月]][II]<ref name="kansen595" />
** [[吹雪型駆逐艦|吹雪型]]：[[薄雲 (吹雪型駆逐艦)|薄雲]][II]{{Sfn|千早|1969|page=337}}、[[天霧 (駆逐艦)|天霧]]{{Sfn|千早|1969|page=337}}

;播磨造船所（戦前）
* 砲艦：[[勢多 (砲艦)|勢多]]{{Sfn|千早|1969|page=340}}、[[堅田 (砲艦)|堅田]]{{Sfn|千早|1969|page=340}}
* 敷設艦：[[沖島 (敷設艦)|沖島]] [II]{{Sfn|千早|1969|page=337}}、[[初鷹 (急設網艦)|初鷹]]{{Sfn|千早|1969|page=337}}、[[蒼鷹 (急設網艦)|蒼鷹]] [II]{{Sfn|千早|1969|page=337}}、[[若鷹 (急設網艦)|若鷹]]{{Sfn|千早|1969|page=337}}
* 揚陸艦（特殊船）
** [[神州丸]]
** 丙型：[[あきつ丸]]
* 巡洋艦：[[寧海 (巡洋艦)|寧海]]（中華[[中国国民党|国民党]]の軍艦。1931年[[相生市]]で建造）

;呉造船所
{{節スタブ}}
* [[うみたか型駆潜艇]]
** PC-310 「[[おおたか (駆潜艇)|おおたか]]」（2番艇）
** PC-317 「[[わかたか (駆潜艇)|わかたか]]」（3番艇）
;石川島播磨重工業
* [[ちくご型護衛艦]]
** DE-216 「[[あやせ (護衛艦)|あやせ]]」 (2番艦)
* [[はるな型護衛艦|はるな型ヘリコプター搭載護衛艦]]
** DDH-142 「[[ひえい (護衛艦)|ひえい]]」（2番艦）<ref name="kansen636">{{Cite journal |和書 |journal=[[世界の艦船]]2005年1月号 |date=2005/01/01 |issue=636 |publisher=[[海人社]]}}</ref>
* [[しらね型護衛艦|しらね型ヘリコプター搭載護衛艦]]
** DDH-143 「[[しらね (護衛艦)|しらね]]」（1番艦）<ref name="kansen636" />
** DDH-144 「[[くらま (護衛艦)|くらま]]」（2番艦）<ref name="kansen819">{{Cite journal |和書 |journal=[[世界の艦船]]7月号増刊 海上自衛隊2015-2016 |date=2015/06/18 |issue=819 |publisher=[[海人社]]}}</ref>
* [[はつゆき型護衛艦|はつゆき型汎用護衛艦]]
** DD-125 「[[さわゆき (護衛艦)|さわゆき]]」（4番艦）<ref name="kansen636" />
** DD-127 「[[いそゆき (護衛艦)|いそゆき]]」（6番艦）<ref name="kansen636" />
** DD-130 「[[まつゆき (護衛艦)|まつゆき]]」（9番艦）<ref name="kansen819" />
* [[あさぎり型護衛艦|あさぎり型汎用護衛艦]]
** DD-151 「[[あさぎり (護衛艦)|あさぎり]]」（1番艦）<ref name="kansen819" />
** DD-154 「[[あまぎり (護衛艦)|あまぎり]]」（4番艦）<ref name="kansen819" />
** DD-158 「[[うみぎり (護衛艦)|うみぎり]]」（8番艦）<ref name="kansen819" />
* [[とわだ型補給艦]]
** AOE-423 「[[ときわ (補給艦)|ときわ]]」（2番艦）<ref name="kansen819" />
* [[こんごう型護衛艦|こんごう型ミサイル搭載護衛艦]]
** DDG-176 「[[ちょうかい (護衛艦)|ちょうかい]]」（4番艦）<ref name="kansen819" />
* [[むらさめ型護衛艦|むらさめ型汎用護衛艦]]
** DD-101 「[[むらさめ (護衛艦・2代)|むらさめ]]」（1番艦）<ref name="kansen819" />
** DD-106 「[[さみだれ (護衛艦)|さみだれ]]」（6番艦）<ref name="kansen819" />
** DD-108 「[[あけぼの (護衛艦・2代)|あけぼの]]」（8番艦）<ref name="kansen819" />
* かとり型練習艦
** TV-3501 「[[かとり (練習艦)|かとり]]」（1番艦）
* [[みうら型輸送艦]]
** LST-4151 「[[みうら (輸送艦)|みうら]]」（1番艦）
** LST-4152 「[[おじか (輸送艦)|おじさ]]」（2番艦）
** LST-4153 「[[さつま (輸送艦)|さつま]]」（3番艦）
* [[19号型哨戒艇]]

==== 官公庁船 ====
* 大型浚渫兼油回収船 「[[海翔丸]]」
* 大型浚渫兼油回収船 「白山」
* [[だいおう型巡視船 (初代)|だいおう型巡視船]] 
**「だいおう」（1番船）
* [[しきしま型巡視船]]
**「[[しきしま (巡視船・初代)]]」（1番船）<ref name="kansen595">{{Cite journal |和書 |journal=[[世界の艦船]]2002年5月号 |date=2002/05/01 |issue=595 |publisher=[[海人社]]}}</ref>
* [[気象観測船|海洋気象観測船]] 「[[凌風丸 (気象観測船・3代)|凌風丸]]」
* 海洋地球研究船 「[[みらい (海洋地球研究船)|みらい]]」<ref name="kansen651">{{Cite journal |和書 |journal=[[世界の艦船]]2005年12月号 |date=2005/12/01 |issue=651 |publisher=[[海人社]]}}</ref>
* [[練習船]] 「[[汐路丸|汐路丸(3代)]]」([[東京商船大学]])
{{Main2|2002年以降建造船については「[[アイ・エイチ・アイ_マリンユナイテッド#官公庁船]]」を}}

== 関連会社 ==
2007年に行った会社名変更に合わせ、子会社も従来の「石川島～」から「IHI～」に名称を改めてきている。また本店住所、出資比率もあわせて記載する。
* 株式会社[[IHIインフラシステム]] - 大阪府堺市堺区、100%
** 株式会社[[IHIインフラ建設]] - 東京都江東区東陽、2011年「イスミック」から改名、IHIインフラシステム出資100%。
* [[IHI運搬機械]]株式会社 - 東京都中央区明石町、100%
** 株式会社[[IHI扶桑エンジニアリング]] - 東京都江東区大島、IHI運搬機械出資100%
* 株式会社[[IHI環境エンジニアリング]] - 東京都江東区木場、100%
* 株式会社[[IHIアグリテック]] - 北海道千歳市上長都、100%。2017年、IHIスター及びIHIシバウラの事業を統合して設立。
* 株式会社[[IHI物流産業システム]] - 東京都江東区豊洲、2015年に「IHIロジテック」から改称
** [[セントラルコンベヤー]]株式会社 - 愛知県額田郡幸田町野場四ツ塚
* 株式会社[[IHIフォイトペーパーテクノロジー]] - 東京都中央区佃、51%。
* 株式会社[[IHI汎用ボイラ]] - 東京都江東区深川、100%。
* 株式会社[[IHI検査計測]] - 横浜市金沢区福浦、100%。
** [[高嶋技研]]株式会社 - 福井県あわら市瓜生、IHI検査計測出資100%。
* IHIプラント株式会社 - 東京都江東区豊洲、100%。
* 株式会社[[IHIキャスティングス]] - 東京都昭島市拝島町、100%、「石川島精密鋳造」から改名
* 株式会社[[IHIジェットサービス]] - 東京都昭島市拝島町、100%、主としてガスタービン発電プラント･艦艇用ガスタービンのメンテナンス業務
* 株式会社[[IHIマスターメタル]] - 兵庫県相生市相生（IHI相生事業所内）、100%
* 株式会社[[IHIエアロスペース]] - 群馬県富岡市藤木、100%
** 株式会社[[IHIエアロスペースエンジニアリング]] - 群馬県富岡市藤木、IHIエアロスペース出資100%
* 株式会社[[IHIエアロマニュファクチャリング]] - [[長野県]][[上伊那郡]][[辰野町]]大字伊那富
* 株式会社[[IHIプラントエンジニアリング]] - 東京都江東区豊洲、100%
* 株式会社[[IHI技術教習所]] - 神奈川県綾瀬市小園、100%
* 株式会社[[IHI機械システム]] - 東京都江東区豊洲、100%。[[石川島岩国製作所]]及び[[石川島産業機械]]の事業を統合して設立。
* 株式会社[[IHI回転機械エンジニアリング]] - 東京都江東区東雲、100%。[[石川島汎用機サービス]]、[[石川島風水力サービス]]及び[[石川島汎用機械]]の事業を統合して設立。
* 株式会社[[IHIターボ]] - [[長野県]][[木曽郡]][[大桑村]]須原、100%。[[石川島汎用機械]]・[[石川島汎用機サービス]]の事業統合により設立。
* 株式会社[[IHIトレーディング]] - 東京都千代田区有楽町、100%
*下記3社は、旧・[[新潟鐵工所]]（経営破綻）の事業を引き継ぐために設立。
** 株式会社[[IHI原動機]] - 東京都千代田区外神田、100%。2019年7月、新潟原動機から社名変更。IHI本体の航空機転用型ガスタービン発電事業とディーゼルユナイテッドを吸収合併。
*** [[ニコ精密機器]]株式会社 - 新潟県南魚沼市、IHI原動機出資100%。
** [[新潟トランシス]]株式会社 - 新潟県北蒲原郡聖籠町、100%。
* 株式会社[[IHIエスキューブ]] - 東京都江東区豊洲、IHI、IHIビジネスサポート出資
* [[江蘇石川島増圧器]]有限公司 - 中国江蘇省江陰市周荘鎮、45%、江陰通用動力機械有限公司との合弁会社。[[三井物産オートモーティブ]]、[[いすゞ|五十鈴]]中国、[[三井物産]]（中国）も出資。
* [[IHI Charging Systems International]] GmbH - ドイツ・ハイデルベルク市、100%、かつては[[ダイムラー (自動車メーカー)|ダイムラー]]との合弁会社だった。
* [[IHI建材工業]]株式会社 - 東京都墨田区両国、100%。
* [[西日本設計]]株式会社 - 広島県呉市光町（JMU呉新宮工場内）
* [[リブコンエンジニアリング]]株式会社 - 東京都千代田区鍛冶町
* [[日本ジュロン・エンジニアリング]]株式会社 - 東京都港区西新橋
* [[青森プラント]]株式会社 - 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字野附
* [[寿鉄工]]株式会社 - 兵庫県相生市
* [[豊洲エネルギーサービス]]株式会社 - 東京都江東区豊洲
* [[金町浄水場エネルギーサービス]]株式会社 - 東京都江東区豊洲
* 株式会社[[アイ・エヌ・シー・エンジニアリング]] - 東京都新宿区百人町
* 株式会社[[IHIビジネスサポート]] - 東京都千代田区有楽町
* 株式会社[[クローバーターボ]] - 横浜市磯子区新中原町
* 株式会社[[三越 (IHIグループ)|三越]] - 富山県富山市下冨居
* [[千葉倉庫]]株式会社 - 千葉県千葉市中央区出洲港
* [[西播開発]]株式会社 - 兵庫県相生市那波野
* [[明星電気]]株式会社 - 群馬県伊勢崎市長沼町、51%、元[[NECグループ]]、各種電気一般・理化学および精密機器等の装置・機械器具・部品の製造販売
* [[ジャパントンネルシステムズ]]株式会社 - 横浜市鶴見区小野町、51%、[[JFEエンジニアリング]]との共同出資

=== かつて存在した関連会社 ===
* [[IHIメタルテック]]株式会社 - 東京都江東区豊洲、100%。2013年10月に主力事業を[[プライメタルズ テクノロジーズ|三菱日立製鉄機械]]に承継。2014年1月、IHIへ吸収合併。
* 株式会社[[IHIテクノソリューションズ]] - 神奈川県横浜市磯子区新中原町（IHI横浜事業所内）100% 2012年4月IHIへ吸収合併
* 株式会社[[アイメック]] - 神奈川県横浜市磯子区新中原町（IHI横浜事業所内）2012年7月IHI機械システムへ吸収合併
* 株式会社[[IHI知多・E&M]] - 愛知県知多市北浜町 2010年10月IHI環境エンジニアリングへ吸収合併
* [[名古屋プラスチック・ハンドリング]]株式会社 - 愛知県名古屋市港区昭和町 2010年10月IHI環境エンジニアリングへ吸収合併
* 株式会社[[IHI西播磨サービス]] - 兵庫県相生市那波南本町 2010年7月IHIビジネスサポートへ吸収合併
* 株式会社[[ニッシン (IHIグループ)|ニッシン]] - 長野県上伊那郡辰野町 2010年4月IHI回転機械へ吸収合併
* 株式会社[[IHI物流]] - 神奈川県横浜市磯子区新中原町（IHI横浜事業所内） 2010年1月IHIへ吸収合併
* 株式会社[[IHI造船化工機]] - 東京都江東区新砂 2010年1月IHIへ吸収合併
* [[東京湾土地]]株式会社 - 東京都江東区新砂 2010年1月IHIへ吸収合併
* 株式会社[[日本ヘイズ]] - 岐阜県各務原市テクノプラザ 2009年10月IHI機械システムへ吸収合併
* [[IHI建機東京販売]]株式会社 - 東京都千代田区神田須田町、2009年4月IHI建機へ吸収合併
* [[IHI精機]]株式会社 - 滋賀県大津市真野、2009年4月IHI回転機械へ吸収合併
* [[石川島運搬機械エンジニアリング]]株式会社 - 東京都大田区大森北 2008年石川島運搬機械（現・IHI運搬機械）へ吸収合併
* [[関東セグメント]]株式会社 - 茨城県行方市 2015年4月IHI建材工業へ吸収合併
* 株式会社[[IHIシバウラ]] - 長野県松本市石芝、91%、[[ヤンマー|ヤンマー農機]]（2009年2月21日をもって解散。それ以降は[[ヤンマー]]が受け持つ）と農業機械販売部門を業務提携、2017年10月IHIスター（現・IHIアグリテック）と統合
* 株式会社[[IHIシバウラテック]] - 長野県松本市南原、IHIシバウラ出資100%、2016年4月IHIビジネスサポートへ吸収合併
* 株式会社[[ディーゼル ユナイテッド]] - 東京都千代田区神田須田町、100% 2019年7月IHI原動機（旧・新潟原動機）へ吸収合併
* JAPAN EAS INVESTMENTOS E PARTICIPAÇÕES LTDA（JEI） - ブラジルの[[アトランチコスル造船所]]への出資を行うための[[特定目的会社]]。2013年設立、2016年撤退により解散。

== 提供番組 ==
{{出典の明記|date=2017年8月10日 (木) 07:06 (UTC)|section=1}}
'''現在'''
* [[news zero]]（日本テレビ系列、テレビ宮崎を含む） - 2015年4月～、金曜後半枠1社

'''過去'''
* [[NNNきょうの出来事]]（[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]）
* [[TVマンモス]]（日本テレビ）
* [[世界まる見え!テレビ特捜部]]（日本テレビ）
* [[どちら様も!!笑ってヨロシク]]（日本テレビ）
* [[心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU]]（日本テレビ） - 2014年10月～2015年3月
* [[シルシルミシル|シルシルミシルさんデー]]（[[テレビ朝日]]） - ～2014年9月
* [[がっちりマンデー!!]]（[[TBSテレビ|TBS]]）
* [[ワールドビジネスサテライト]]（[[テレビ東京]]）
* [[東京商工会議所]]企画協力番組（[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]）
** 東京新発見
** トップの素顔
** 囲碁プロアマ熱血対決

== 不祥事 ==
* 2019年4月9日、IHIは航空機エンジン整備の不正検査問題で[[国土交通省]]から業務改善命令を受けた<ref>{{Cite web|和書|title=IHI、検査不正で改善命令　航空部品自主回収へ - 日本経済新聞 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43543850Z00C19A4TJ1000/ |website=www.nikkei.com |access-date=2023-05-19}}</ref>。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}

== 関連文献 ==
* {{Cite book|editor=石川島重工業株式会社社史編纂委員会 |title=石川島重工業株式会社108年史 |publisher=石川島播磨重工業 |date=1961-02-01 |id={{全国書誌番号|61007861}} |ref=harv}}
* {{Cite book ja-jp |editor=千早正隆 |others=坂本金美、松本喜太郎（編） |year=1969 |title=写真図説 帝国連合艦隊 |publisher=[[講談社]]}}

== 関連項目 ==
* [[東芝]]
* [[鈴木商店]]
* [[皆勤橋]]
* [[IHIステージアラウンド東京]]
* [[石川島工業高等学校]]
* [[NHK]]「[[魔改造の夜]]」- 番組第5弾に「'''Aエイチ・アイ'''」として出演。[[東京アールアンドデー|T京アールアンドデー]]、[[ソニー|Sニー]]と対戦した。

== 外部リンク ==
* [https://www.ihi.co.jp/ 株式会社IHI]

{{三井グループ}}
{{オーシャンイノベーションコンソーシアム}}
{{Normdaten}}

{{デフォルトソート:あいえいちあい}}

[[Category:IHI|*]]
[[Category:日本の造船会社]]
[[Category:日本の原子力関連企業]]
[[Category:日本の軍需産業]]
[[Category:日本の航空宇宙企業]]
[[Category:航空機産業]]
[[Category:日本の航空用エンジンメーカー]]
[[Category:日本の橋梁メーカー|廃あいえいちあい]]
[[Category:日本の建設機械メーカー]]
[[Category:日本の物流会社]]
[[Category:日本の鉄道車両メーカー|歴あいえいちあい]]
[[Category:水処理装置関連企業]]
[[Category:エンジニアリング業]]
[[Category:エネルギー関連企業]]
[[Category:日本の農業機械メーカー]]
[[Category:日本の機械要素部品メーカー]]
[[Category:江東区の企業]]
[[Category:東証プライム上場企業]]
[[Category:1949年上場の企業]]
[[Category:日経平均株価]]
[[Category:三井グループ]]
[[Category:第一勧銀グループ]]
[[Category:鈴木商店]]
[[Category:1889年設立の企業]]
[[Category:豊洲]]
[[Category:登録商標]]