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香港ディズニーに新エリア登場 世界初「アナと雪の女王」をテーマに

20日に開業した映画「アナと雪の女王」をテーマとした新エリア

20日に開業した映画「アナと雪の女王」をテーマとした新エリア

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 香港ディズニーランドに11月20日、映画「アナと雪の女王」をテーマとした新エリア「魔雪奇縁世界(ワールド・オブ・フローズン)」がオープンした。 2023年を通して新しいイベントやアクティビティーが続々登場する中、アナ雪エリアには映画の舞台となったアレンデール王国を再現し、2つのアトラクションが登場する。

直営ホテルには「アナと雪の女王」のデコレーションルームも登場

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 ウォルト・ディズニー・イマジニアリングの専門家らは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのアーティストやストーリーテラーと協力し、「アナと雪の女王」の世界を正確に描くために、コンセプトとデザインに3年以上の期間を費やしたという。エルサの氷の魔法を再現するために氷の質感、色、エルサの感情との関係を「徹底的に」分析し、氷の宮殿や氷の装飾を製作するために、さまざまな形の氷や雪を含む細部にまで注意を払った。

 香港でしか見られない「ワールド・オブ・フローズン」は、カリフォルニアで開催されたディズニーファンイベント「D23 Expo」で発表され、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのヒット映画からインスピレーションを受けたテーマランドだ。

 パークの外観は「アナと雪の女王2」の物語の後を舞台にしており、背景はアナが真実の愛でエルサと王国を救った記念日「夏の雪の日」を祝う設定。園内は「アデル城」と「アデル港」を挟んで「アデルの街」と「アデルの森」に分かれている。中央にはエルサが凍らせた雪の結晶のオブジェ「フレンドシップ・ファウンテン」を設ける。

 「ワンダリング・オーケンズ・スライディング・スレイ」は、ワンダリング・オーケンが設計・製作したコースターで、彼の仲間であるオラフとスヴェンが力を合わせてソリを引き、リフトの丘の頂上まで行くアトラクション。山小屋の主人オーケンの店を訪れたゲストはソリに乗り込む。乗車時間は短いが「乗るまでの世界感なども楽しんでもらえるようにした」という。

 「フローズン・エヴァー・アフター」では、エルサを訪ねる気まぐれな旅にゲストを誘う設定で、「夏の雪の日」にエルサの氷の宮殿を訪れ、『アナと雪の女王』の仲間たちに会えるようにしている。「アデル ロイヤル ピア」を出発し、16人乗りの木彫りのボートに乗ってエルサの氷と雪の宮殿を隅々まで探索する。

 食も新店舗が登場。北欧の伝統料理に影響を受けた郷土料理を提供する「ゴールデン・クロッカス・イン」「ベイサイド・ワーフ」や、甘いスイーツが楽しめる「ノーザン・ディライツ」でオリジナルメニューを提供するほか、「ティック・トック・トイズ&コレクタブルズ」「トラベリング・トレーダーズ」などの土産を販売するショップも展開する。

 ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガー(Bob Iger)CEOも同エリアの開業に駆け付け、「映画『アナと雪の女王』はディズニー史上最も成功した作品の一つであり、ウォルト・ディズニー・カンパニーの基盤である優れたストーリーテリングの力を証明するもの。ストーリーテリングとクリエーティビティーへの追求は100年続き、そしてこの先も100年以上続いていくだろう」とあいさつで述べた。

 香港ディズニーランド・リゾートは最終損益こそ8年連続の赤字となったものの、徐々に回復を見せる中、同テーマエリアの開業で勢いをつけ、業績回復に期待を込める。

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