三遊亭円楽さんの遺志を継ぎ「博多・天神落語まつり」存続目指す 歌丸夫人・冨士子さん、藤波辰爾らが弔問

三遊亭円楽さん
三遊亭円楽さん

 9月30日に肺がんで亡くなった落語家・三遊亭円楽さん(享年72)がプロデュースしていた「博多・天神落語まつり」が来年以降も開催を目指していることが2日、分かった。

 同まつりは東西5派の所属会派から人気落語家が集結するフェスで、2007年に始まり今年で16回目。この日、制作会社「アム・トゥーワン」の菊田敏明会長が都内にある円楽さんの自宅を訪れ「師匠が『何としても続けて欲しい』とお話ししていた。思いをつなぐ人たちに応援していただき、続けていきたい」と話した。今年は11月3日から4日間の開催で千秋楽の6日の「円楽を囲む会」はチケットが瞬時に完売。「明るく元気な会にしたい」と菊田さんは話した。

 円楽さんが出演していた日本テレビ系「笑点」ではこの日、円楽さんの名場面集が放送された。

 弔問に訪れた三遊亭小遊三(75)も弔問に訪れた「面倒見が良い下町のおじさん。笑点は向こうの方が先輩だから、数多くのアドバイスを頂いた」。その他、桂歌丸さんの冨士子夫人、親交のあった藤波辰爾が一家で訪れた。3日に家族葬が執り行われる。

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