生稲晃子氏の出馬予定で映像使用できず通販会社が損害賠償請求 生稲氏側は反論

生稲晃子氏
生稲晃子氏

 アイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーで女優の生稲晃子氏が今夏の参院選東京選挙区(改選6)に自民党から出馬を予定していることで、テレビ通販番組「ショップ島」の映像が使用不可となったとして、番組制作会社「東京テレビランド」が6日、生稲氏の所属事務所に損害賠償約900万円を求めて東京地裁に提訴した。

 請求額は約900万円としているが、番組制作費等で2000~4000万円程度に増額する可能性もあるという。生稲の所属事務所は7日、「まだ訴状を受け取っておりませんので、内容を確認できておりません」としながらも「先般、株式会社東京テレビランドから、同社の依頼で当社タレントが出演した映像に関し、契約違反があり映像が使用できないとして多額の損害賠償請求を受け、代理人を通じて協議を行っておりました」とした。

 その上で「当社としては、事前に契約条件を提示されたことはなく、契約書も作成されておらず、このような経緯において契約違反に該当することはないと考えております。とはいえ、差替え映像の制作協力やそれにかかる費用負担の提案など当社にできる協力は誠意をもって行ってきましたので、このような事態になったことは大変残念です。今後、訴訟において当社主張の正当性を主張していく所存です」と意向を示した。

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