ひふみん「藤井さんの記録は加藤さんが作ってた記録だって、僕の再評価が起こった」

スポーツ報知
加藤一二三・九段

 引退将棋棋士の加藤一二三・九段(79)が1日放送のNHK総合「ごごナマ」(月~金曜・後1時)に出演し、自分の記録を塗り替えて史上最年少棋士となった藤井聡太七段(17)への思いを語った。

 藤井七段は2016年9月に14歳2か月で四段昇格(プロ入り)し、加藤九段の14歳7か月を更新。さらに同年12月のプロデビュー戦で62歳6か月年上の加藤九段を破った。

 「今となっては伝説の対局」と振り返った加藤九段は、藤井七段について「彼は秀才形の天才。僕もそこそこ勉強するが、藤井さんはコンスタントに日課として研究していて、それが成果をあげている。まだまだ十何歳。大活躍が見込めます。基本ができあがっちゃっていて、ぶれることはない」と期待。

 藤井七段の登場が将棋ブームをもたらしたのに加え「藤井さんが数々の記録を達成するごとに、藤井さんの記録はかつて加藤さんがみんな作ってた記録だって、僕の再評価が起こった」と自身に注目が集まったことをありがたがった。

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