2013年12月23日 12時00分25秒

インドのマクドナルドに君臨しているバーガー「マハラジャ」を食べてみた

マクドナルドには、その国でしか食べることのできない「ご当地バーガー」が存在します。インドには「マハラジャ(大王)」の名を冠したハンバーガーがあるとのことだったので、食べに行ってみたら、それはインド文化の象徴とも言える代物でした。

こんにちは!世界新聞特命記者の清谷啓仁です。海外放浪中のわたくし、現在インドの首都ニューデリーにいます。

ニューデリーは赤い印の辺り


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ニューデリーの街並み

「喧騒」という言葉がよく似合います。

インドといえば牛。車両に混じって堂々と道を歩いています。

屋台で飲むチャイ(ミルクティー)は最高ですね。

美味しいチャイを作れる人は、現地の人からも尊敬の眼差しを受けています。

インド人は一日5杯くらいは飲んでいます。一杯5ルピー(8円)が目安です。

そんなインドにて、インドのマクドナルドの頂点に君臨すると言われている「チキンマハラジャ」とはどのようなものなのでしょうか?

いざ。

店頭にポスターが掲示されているのは日本と同じですね。

ドナルドが迎えてくれます。

「いらっしゃいませ……」

細かい部分はやはりインドです。

入り口の警備員はマハラジャを警護しているのでしょうか。入ります。

マハラジャはどこに……

発見!右の印が「チキンマハラジャバーガー」。左の印が「マックベジ」。宗教上、牛を食べることがタブーとなっているインドでは、牛肉を使ったいわゆる「ハンバーガー」は販売されておらず、マックベジがそれに当たります。

「チキンマハラジャバーガー」のセットメニュー(165ルピー:264円)、単品で「マックベジ」(65ルピー:104円)、サイドメニューで「チキンポップス」(30ルピー:48円)を注文しました。

ニューデリーの平均月収は2万円〜2万5000円と言われているので、高嶺の花とまでは言いませんが、多くのインド人にとってマクドナルドはまだまだ遠い存在のようでした。

まずはお馴染みのポテト。

日本のポテトと同じですね。

シャカシャカポテト用の袋と、「ピリピリスパイス」という何やら辛そうな名前のパウダーが付いていました。

シャカシャカ……。

唐辛子とコショウが効いていて、付けすぎるとかなり辛いです。

お次は「チキンポップス」をいただきましょう。

コロコロっとした揚げ物です。

チキンのすり身を揚げたものですが、パサパサとしていてジューシーさに欠けます……若干カレー味がするようなしないような、微妙な味でした。

ケチャップに逃げると、幾分かマシです。

お次は「マックベジ」。

マックベジの袋にはインド政府によって定められた「ベジタリアン料理」という識別マークがついています。ベジタリアンが全人口の3〜4割を占めるインドのお国柄ですね。実際、レストランなどのメニューもベジタリアン料理が定番となっています。

バンズを外すと、マヨネーズの付いたレタス、コロッケのような揚げ物が確認できます。

下段のバンズには何も塗られていませんでした。

シンプルな作りで、手に持った印象はいわゆる「ハンバーガー」に近いです。

一口食べてみると、カレーの風味が一気に口の中に広がります。今度は気のせいではないです。揚げ物の正体は、カレーコロッケでした。

そしてついに……「チキンマハラジャバーガー」と対峙します。

「何がチキンマハラジャバーガーをそんなに至高たらしめているのか」という厳かなメッセージが。

開封の儀……。

まさにマハラジャ(大王)のような佇まいに、思わずひれ伏してしまいました。

豪勢にもパティが2枚挟まれていて重量感があります。

1枚目のバンズを外すと、パティが確認できます。パティには牛肉ではなく、鶏肉が使用されています。

パティの下には、サウザンドレッシングのかかったトマトとレタスが隠れています。

2枚目のバンズを外すと、パティがもう1枚とチーズにレタス。

とろっとしたチーズが下段のバンズにくっついています。

手に持ってみた大きさは、ビッグマックと同じくらいです。

気をつけて持たないと、ドレッシングが滴り落ちてきます。

いただきます!

あれ……?パティはチキンポップと同じくパサパサとしていて、肉々しいハンバーガーを期待していると、肩透かしを食らいます。何なんだろうこの味は……あ、あれですね!焼き鳥のつくねです。塩味はまったく効いていませんが……。

ドレッシングが主張しすぎていて、どうしてもハンバーガーを食べている気になれませんでした……。

マクドナルドのような世界で均一化されたチェーン店でも、それぞれの国の宗教や文化に合わせた違いを発見することができます。海外で現地の食事にどっぷり浸るのはもちろん楽しいですが、「ご当地バーガー」を食べてみるのもまた一興です。

文・取材:清谷啓仁
http://kiyotani.com

監修:世界新聞
http://sekaishinbun.net

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