2018.08.07
8月 7日 日本人3名が宇宙飛行士に選ばれる(1985年)
科学 今日はこんな日地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
この日、スペースシャトルに搭乗する科学技術者の候補者が、全国533人の応募者の中から、北大工学部助教授の毛利衛さん、慶応大学医学部助手の内藤千秋さん(翌1986年結婚されて向井姓に)、NASA研究員の土井隆雄さんに決定しました(所属・役職は当時のもの)。
この3名のなかで最も早くスペースシャトルに搭乗することになった毛利さんは、1992年9月12日にエンデバー号で宇宙へと飛び立ちました。
なお、日本人で最初に宇宙へ行ったのはジャーナリストの秋山豊寛さんで、1990年にソ連の宇宙船ソユーズに乗り、宇宙ステーションミールに1週間滞在しています。これは商業契約による世界初の宇宙飛行でもありました。
NASAは2030年代を目標に有人火星探査の計画を進めているそうですが、ぜひその際には日本の宇宙飛行士もわたしの故郷を訪れてくれることを期待しています。
現在、ロサンゼルスのカリフォルニア科学センターに展示されているエンデバー photo by gettyimages