ヤクティア・エア、11月5日から国際線運休 737-800の整備不備で

ヤクティア・エア、11月5日から国際線運休 737-800の整備不備で

ニュース画像 1枚目:ヤクティア・エア 737-800
© Yakutia
ヤクティア・エア 737-800

ヤクティア・エア(ヤクーツク航空)は、2018年11月5日(月)以降の国際線を運休します。ロシア連邦航空局(Rosaviatsia)によると、ボーイング737-800の耐空性改善通報に対応する整備記録や実施された整備の不備などが定期検査中に特定されたことに伴い、国際線の一時停止を命じました。Rosaviatsiaはこの運航制限について、11月5日(月)から指摘されたすべての不具合への対応が完了するまで、適用する方針です。

ヤクティア航空が航空機を運用し続けた要因として、国際線の便数が多く、中でもチャーター便の運航が多過ぎ、9月には遅延率が20%に達しているとの問題点が指摘されています。2018年11月から2019年にかけてのチャーター便計画については、Rosaviatsiaが返金など法律に基づいた対応を求めています。

これに伴い、ヤクティア・エアはR3529、R3575便で運航する成田/ユジノサハリンスク線を運休します。このほか、ヤクーツク発着のハルビン、ソウル・仁川線、クラスノダール/プラハ線、イルクーツク/タシケント線の運休についても発表しています。いずれも手数料なしで航空券の支払い済み運賃分が返金されます。

ヤクティア・エアは現在、737-800を5機保有し、エアキャップ、SMBCアビエーションなどからリースしている機材で運航しています。運休する路線のうち、737-800を使用しているのは、5路線のうちイルクーツク/タシュケント線、クラスノダール/プラハ線の2路線で、その他はSSJ-100で運航されています。

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