日本耳鼻咽喉科学会会報
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原著
サウナ習慣者に発症した高温,冷水反復刺激が誘因と思われる外耳道外骨腫の3症例
後藤 隆史東野 哲也中西 悠松田 圭二我那覇 章鈴木 幹男
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2013 年 116 巻 11 号 p. 1214-1219

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抄録

外耳道外骨腫は, 古くより潜漁夫やサーファー, 特により寒冷な地域でより長い冷水刺激に暴露された者ほど発症率が高く骨増殖も大きいとされている. 今回われわれは, 15年間にわたりサウナに通い, サウナに入った直後の冷水浴を習慣としていた3症例5耳の外骨腫に対して手術を行った. サウナ習慣者の冷水刺激に対する暴露時間は, 職業的に潜水する人やマリンスポーツをする人に比べればはるかに短いと考えられるが, 極端な高温・冷水刺激の反復が外骨腫の発生にかかわった可能性が示唆された.

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© 2013 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
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