三重大学消化器・肝臓内科
2005 年 94 巻 4 号 p. 753-755
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症例は43歳,男性.アルコール多飲により高度の肝機能障害を呈し,断酒後も黄疸が遷延した.検査成績では多核白血球優位の高度白血球増加,プロトロンビン時間の低下を認め,重症型アルコール性肝炎と診断した.肝不全に対し計8回の血漿交換施行し,白血球,サイトカインの除去目的に顆粒球除去療法を計2回施行した.しかし,肝不全の改善は認めず,家人と相談の上,妻をドナーに生体肝移植が施行された.経過は良好である.
日本内科学会会誌
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