北海道大学医学部, 生化学第2講座
1994 年 1 巻 2 号 p. 135-138
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Bourletらによって最初の非哺乳類MHC遺伝子(ニワトリのクラスIIβ鎖遺伝子)がクローニングされた後,爬虫類,両生類,硬骨魚類,軟骨魚類から続々とMHC遺伝子が分離され,現在では最も原始的な脊椎動物である無顎類(ヤツメウナギ,メクラウナギ)を除くすべての脊椎動物綱からMHC遺伝子が分離されている. 本稿では,ヒトから軟骨魚類に及ぶ多様な生物種のMHC遺伝子を解析することにより明らかとなったMHC遺伝子(分子)の進化の特徴について述べてみたい.
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