環境情報科学論文集
Vol.33(2019年度 環境情報科学研究発表大会)
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若者のデジタル機器への依存性の把握とデジタルデトックスの可能性の検討
*久保 暁子山本 清龍中村 和彦下村 彰男
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p. 181-186

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抄録

本研究では,ストレス軽減のためデジタル機器から一定期間離れる取り組みであるデジタルデトックスの基盤的な研究を企図して,①回答者の属性とデジタル機器の使用状況,デジタル機器の依存性を把握し,それらの関係性を明らかにすること,②平日・休日の過ごし方,デジタルデトックスへの意向を把握し,デジタルデトックスの可能性を考察すること,の2点を目的とした。その結果,約半数の学生がデジタル機器を4時間以上使用し,一部の学生は機器の使用によって学生生活に問題を抱えていた。学生の意向をふまえれば,日常の機器使用制限や自然豊かな場所への外出はデジタルデトックスに有効と考えられた。

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© 2019 (社)環境情報科学センター
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