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井上拓真TKO勝ち「バンタム級のベルト集めたい」 清水聡は1年7カ月ぶりリングで快勝

2022年12月13日 17時03分

「NTTドコモ Presents PXB WORLD SPIRITS」が13日、東京・有明アリーナで開催された。元WBCバンタム級暫定王者の井上拓真(大橋)、東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(大橋)はともに快勝した。

ボルネアを攻める井上拓真㊨

◇55.5キロ10回戦
井上拓真(大橋)[TKO8回2分48秒]ジェイク・ボルネア(フィリピン)
WBAバンタム級2位の拓真が比国S・バンタム級11位のボルネアを迎えた。引き気味のボルネアを拓真がジワジワと追いかける。初回、拓真は左ボディからアッパーをコンビネーションでボルネアに迫った。

スピードで上回る拓真はブロックとバックステップで有効打を許さず、単発ながらコツコツと右ストレート、左ボディを当てていく。ボルネアは3回、サウスポーにスイッチ。それでも拓真5回は左ボディを軸に左フック、右ストレートをリズムよく打ち込む。パンチで左目上を切ったボルネアは攻撃のきっかけを見いだせない。

拓真は後半ピッチを上げて攻めた。7、8回、ワンツーを軸に激しく攻めていくと、ボルネアの出血がひどくなり、TKOが宣告された。拓真は17勝3KO1敗。前日計量で600グラム・オーバーだったボルネアは14勝7KO4敗1分。

拓真は「相手にダメージを与えているけど、一発で倒せるタイミングを把握して打てていない」とまずは反省の弁。それでも「前の試合より手数を出せたし、ボディも打ててきた」と成長も実感できたようだ。

最近は「世界チャンピオンになるよりもっと高い目標を掲げたほうが成長できると思う」と兄、尚弥が返上するであろうバンタム級4団体統一に意欲を示す。まずは「来年中にどの団体でもいいから世界挑戦をしたい」とバンタム級での正規王者獲得を誓った。

1年7ヵ月ぶりのリングで錆びを落とした清水㊧

◇58.0キロ8回戦
清水聡(大橋)[TKO2回終了]ランディ・クリス・レオン(フィリピン)
東洋太平洋フェザー級王者の清水が昨年5月、WBOアジアパシフィック王者の森武蔵戦以来、1年7カ月ぶりのリングに上がった。サウスポー対決。比国フェザー級7位のレオンが積極的な立ち上がりを見せたが、長身の清水がジャブ、左ストレートを打ち下ろして初回後半で早くも優位に立った。

清水は2回、距離を詰めてアッパー、左右の連打でレオンを追い込んでいく。左アッパーでレオンのマウスピースが飛ぶ。清水はレオンをロープに追い詰めてめった打ち。このラウンドが終わり、レオン陣営が棄権を申し出た。36歳の清水は11勝10KO1敗。前日計量で600グラム超過のレオンは当日計量をクリアして試合に臨んだレオンは14勝6KO23敗5分。

マクレールがプロ5勝目

◇123ポンド契約8回戦
ピーター・マクレール(英)[TKO2回2分0秒]三宅寛典(ビッグアーム)
東京五輪イギリス代表のサウスポー、マクレールは軽快なフットワークからジャブ、左ストレートを打ち込むボクシング。三宅は初回、早くも鼻血が出た。攻撃の糸口を見つけられない三宅は2回、やや前掛かりになるが、そこでマクレールが打ち終わりにワンツーを合わせて三宅がダウンした。マクレールはここから攻め急がず、左をコンスタントに当てていくと、最後は左が決まったところでストップとなった。マクレールは5勝4KO。三宅は9勝1KO13敗2分。

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