2015年6月4日 11:18 AM

PC 向けの Windows 10 Insider Preview ビルド 10130 を発表

本ブログは、Blogging Windows “Announcing Windows 10 Insider Preview Build 10130 for PCs” の抄訳です。

皆様、こんにちは。

このたび、Windows Insider Program の Fast リングにご参加いただいている皆様を対象に、PC 向けの新たなビルド 10130 の提供が開始されました。前回のビルドを発表した際にお伝えしたように、今後はビルドを重ねるにつれて大幅な機能変更は少なくなり、機能の調整やマイナー チェンジを行って、より安定性が高く洗練された機能へと完成させていく予定です。今回のビルドでは多数の細かい改善を加え、さらに磨きをかけました。たとえば、アイコンを刷新し (エクスプローラーをご確認ください)、ユーザー エクスペリエンスも微調整しました。Windows 10 のアイコンに関しては多数のフィードバックが寄せられており、今回の新しいアイコンはもう少し洗練されたものになったかと思います。ぜひご感想をお聞かせください。また、ファイルの移動やダウンロードなどの操作に対して新しいタスク バー アニメーションを追加したほか、スタートの機能強化も実施しました。アクション センターの枠線に関するフィードバックも多数寄せられていたため、今回のビルドでは表示しないようにして、見た目をすっきりさせました。

現在もさまざまな改良を行っている最中であるため、まだいくつかのバグが残っていますが、今夏の一般リリースに向けて順調に対応を進めています。

[ 本ビルド 10130 の変更内容 ]

 

● スタート

[すべての設定]、[パーソナル設定]、[スタート] の順に選択して、スタートのエクスペリエンスをカスタマイズできるようになりました。

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この設定では、デスクトップで全画面表示のスタート画面を有効にすることができます。また、スタートの左下の [オン/オフ] および [すべてのアプリ] が表示されている部分をカスタマイズできます。ビルド 10122 では [エクスプローラー] と [設定] が表示されていましたが、このリストをカスタマイズできるようになりました (注: 今回のビルドには、ビルド 10122 からアップグレードした場合に、[エクスプローラー] と [設定] のアイコンがスタートに表示されなくなるという既知のバグがあります。上記にご説明したように、これらのアイコンは [設定] から再度追加することができます。リストが正しく変更されているかを確認するには、サインアウトしてから再びサインインする必要があります)。

● アイコンのデザイン

Microsoft デザイン言語を反映するようにアイコンのデザインが更新され、すべてのマイクロソフト製品のユーザー エクスペリエンスと足並みを揃えたまとまりのあるデザインになりました。これらのアイコンはモダンかつ軽量であると同時に、テキストとアイコンの視覚的な関連性が向上しています。さらに、デスクトップとモバイルでアイコンの一貫性が強化され、どのデバイスを使用しているときにも Word や Excel などのアプリが同様に表示されるようになりました。

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今回、アイコンのデザインを刷新するうえで、皆様のフィードバックは非常に重要な役割を果たしています。以前のプレビュー ビルドでは、デザインがあまりに平面的で安っぽい印象を受けるというご意見が寄せられており、それ以来、モバイルの単一線のアイコンとデスクトップの 3D アイコンの間で適切なバランスを実現するべく取り組んできました。新しいアイコンは馴染みがありながら、新鮮で使いやすくなっています。

従来の Aero スタイルのアイコンから新しいアプリ アイコンに変更するまでに、何千ものアイコン デザインが生み出されました。スイスのグラフィック デザインやオランダの製品デザイン、現代建築 (およびその他のデザイン分野やスタイル) を参考として、デザイン プロセスについて情報を集め、アイデアを得ました。今後も引き続きアイコンを進化させ、一貫性と機能性をさらに高めていく予定です。

● タスク バーのジャンプ リスト

Windows 10 のスタートやタスク バーといった他の新しい UI に合うように、ジャンプ リストの UI も変更されました。タスク バーにピン留めしたエクスプローラーを右クリックして、更新されたジャンプ リストをご確認ください。

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● Continuum の改善

タブレット モードでは、アプリにアプリ コマンドが用意されている場合、Windows 8.1 と同様に上端をスワイプして開けるようになりました。この機能については Windows Insider Program にご参加の皆様から多数のご要望が寄せられており、そのフィードバックを反映する形で再度実装しました。

● Microsoft Edge の機能強化

今回のビルドでは、Microsoft Edge の機能強化が行われました (ブランディング変更の準備期間中は引き続きコードネーム「Project Spartan」が使用されます)。たとえば、[Cortana] ウィンドウ、[お気に入り] ウィンドウ、[リーディング リスト] ウィンドウなど、ブラウザーのウィンドウをピン留めしたり、ピン留めを解除したりできるようになりました。

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さらに高度な印刷オプションが導入されたほか、アドレス バーに表示されるバッジも改良されました。また、閲覧ビューも強化され、さまざまなコンテンツやウィンドウ サイズ、Surface Pro 3 の縦長レイアウトといったデバイスのレイアウトなどに対応するようになりました。さらに、YouTube や Hulu といった Web サイトで動画を全画面表示で正常に再生できるようになりました。

● 仮想デスクトップのタスク バーの設定

1 か月前、仮想デスクトップ向けに 2 つのタスク バー構成を導入し、Windows Insider Program にご参加の皆様にいずれか気に入った方に投票 (英語) していただくようにお願いしました。1 つ目はすべてのデスクトップのウィンドウを表示するグローバル タスク バー、2 つ目は現在のデスクトップのウィンドウのみを表示するフィルター タスク バーです。非常に多数のユーザーの皆様が、これらの構成によるエクスペリエンスの評価にご協力くださった結果、グローバル タスク バーの満足度スコアは平均 3.8、フィルター タスク バーのスコアは平均 4.2 でした。また、非常に満足であると回答したユーザーはフィルター タスク バーの方が 34% 多く、非常に不満足であると回答したユーザーはグローバル タスク バーの 1/3 でした。皆様のご協力により、たいへん有意義な結果が得られたと思います。これを受けて、今回のビルドから既定でフィルター タスク バーを有効にしました。グローバル タスク バーをご希望される場合は、[設定]、[システム]、[マルチタスク]、[仮想デスクトップ] の順に選択して設定を変更できます。

● Cortana のキーボード ショートカット

キーボード ショートカットを多用されているユーザーの皆様は、ぜひ Windows キー + C をお試しください。Cortana の音声認識機能が起動し、質問したり、リマインダーを設定したりできます。

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● Microsoft Print to PDF

Windows 10 で PDF ファイルに出力する機能の名称を「Microsoft Print to PDF」に変更しました。この機能を試すには、アプリから [Print] を選択し、プリンターに [Microsoft Print to PDF] を指定します。以前に [Print as a PDF] を使用していた場合は、[Control Panel]、[Hardware and Sound]、[Devices and Printers] の順に選択し、[Print as a PDF] を右クリックして [Remove device] を選択することで削除できます。

● Movie や TV の再生機能の改善

今回のビルドでは、Movie や TV アプリの動画を全画面モードで再生できるようになりました。

● 本ビルドの既知の問題

  • メール アプリがメモリ エラーによりクラッシュする、バックグラウンドで実行中にメールの同期が行われないといった問題が発生する場合があります。これについては、Windows Update の更新プログラムによる対応を予定しています。
  • 一部のケースで、タスク バー (スタート、Cortana、ネットワーク、バッテリー、アクション センターを含む) のポップアップが正常に表示されないことがあります。これは一時的な問題で、何回か再試行を繰り返すと正常に表示されます。この問題についても更新プログラムによる対応を進めています。
  • 既知の問題により、Wi-Fi 接続に失敗する場合があります。この状態から回復するには、システムの再起動が必要です。

なお、ビルド 10122 には、Windows 7 および Windows 8.1 からのアップグレードに影響するバグが発見されたため、Slow リングへの提供は行われません。残念ではありますが、Windows Insider Program に初めて参加される皆様には Slow リングのビルドが提供されるという点を考慮した結果です。ビルド 10130 が Fast リングで問題なく動作するようであれば、Slow リングへの提供と ISO のリリースを検討いたします。

プレビュー ビルドをご利用になり、フィードバックをお寄せいただいた皆様に改めて感謝申し上げます。引き続き、Windows Feedback アプリからの問題のご報告やご提案をお待ちしています。頂いたフィードバックは適切な機能チームに引き継がれます。Feedback アプリでフィードバックを送信した後、下部に「Received」という文字列が表示されていることにお気付きの方もいらっしゃるでしょう。これは、マイクロソフト側の適切なチームに転送されたことを意味しています。ぜひ確認してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Gabe Aul