2023.12.27

ブルズ加入後初の先発出場を飾ったアンドレ・ドラモンドが24得点25リバウンドの大暴れ

ホークス戦で大暴れを見せたドラモンド[写真]=Getty Images
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「僕は今でも自分がリーグのスターターなんだと信じている。けど今いるポジションを引き受けるし、自分の能力のベストを尽くしてプレーしている」

 そう語ったのは、シカゴ・ブルズのアンドレ・ドラモンド。211センチ126キロのサイズを誇る30歳のベテランビッグマンは、昨シーズンまでの11年間でオールスターに2度選ばれ、リバウンド王に4度も輝いた実績を持つ。

 ただ、ここ2シーズン所属しているブルズにはニコラ・ブーチェビッチというオールスター選出経験のあるビッグマンがおり、昨シーズンは82試合へフル出場、今シーズンも全31試合に出場していた。

 だが12月27日(現地時間26日、日付は以下同)にブルズはブーチェビッチが左鼠蹊部の損傷により、復帰までの期間を設けずに離脱することを発表。27日のアトランタ・ホークス戦で、ドラモンドがブルズ加入後初となるスターター出場を飾った。

 ブルズはブーチェビッチ、ザック・ラビーン(右足の炎症)という2人の主力を欠いていたものの、ホームのユナイテッド・センターで118-113の勝利。デマー・デローザンがゲームハイの25得点に6アシストを残したのだが、ドラモンドも見事なパフォーマンスで勝利に貢献。

 この日のドラモンドは約39分のプレータイムでいずれも今シーズン最多となる24得点25リバウンドに3スティール2ブロックと大暴れ。オフェンシブ・リバウンドを10本ももぎ取り、フィールドゴール成功率84.6パーセント(11/13)という驚異的な精度でショットを決め続けた。

 『StatMuse』によると、ドラモンドが1試合に20得点20リバウンド以上をマークしたのは45度目。現役選手でそれに続くのはケビン・ラブ(マイアミ・ヒート)の16度と、2位以下に大差をつけており、その存在感は健在だった。

 この日の勝利でイースタン・カンファレンス10位の14勝18敗と、プレーイン・トーナメント出場圏内に浮上したブルズは、ラビーンとブーチェビッチが離脱しているものの、ドラモンドが次戦以降もダブルダブルを連発してカバーできるか注目だ。

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