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宮本敬文写真展 The Farthest West

展示会概要展示会解説会場風景

展示会解説

主に人物を中心とした広告写真家として知られる宮本敬文は、学生の頃から風景をテーマに写真を撮り続けている。彼はいつの頃からかアメリカの南西部「THE FARTHEST WEST」に1人で車を走らせ自分を見つける旅に出る。またその事を自分の中で最も大切な祭事と位置づけて、毎年同じ事を繰り返す。彼はいつか来た同じ場所で写真を撮ることによって、また前回までの旅では見つからなかった新しい場所を見つけることによって、自分自身でカメラマンとしての成長を確かめ糧としているのかもしれない。
今回のロゴスギャラリーの展示は、そんな彼の日本ではあまり知られてないアメリカ南西部の風景写真に焦点をあて展示する。繰り返し撮られた、且つ絞り込まれた10数点の写真が独特の世界を創造する。
僕の知っている宮本敬文は大人子供だと思う。大人の計算された世界観と、子供の純朴な眼を同時に合わせ持つ特異なカメラマンだと思う。そんな彼が織りなす作品をこの機会にぜひ一度触れて欲しい。
(仁藤穣/project breeder)
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宮本敬文プロフィール

1966年浦和市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。1988年渡米。
ニューヨークスクールオブビジュアルアート大学院卒。広告/出版界で活動。

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