しかし、以後は連戦連勝。世界王者への道を一気に駆け抜ける。
「いやァ～。俺もこんなのはじめて見たよ」(~~)
★ＥＶＥＲＬＡＳＴ ミニグローブ
昭和３７年（１９６２年）当時の広告である。
中目黒にある竹内鉄工所がスポンサーで、会長は竹内社長となっている。この広告を見て金平ジムへ入門してきた先輩も数多かったろうと思います。
★EVERLAST ミニグローブ＆キーリングス 「これいいねェ～！」具志堅さんから言われました！(~~)
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海老原選手が連勝を続け世界王座獲得へ邁進している時代。
その後、ジムは一時埼玉県草加市へ移転。やはり地の利とかの関係もあり、東京千駄ヶ谷へ移る。草加のジムは後援者の有澤二男 氏へ引き継がれ、現在は草加有澤ジムとなっている。二男氏は歴史に残るミッドウェー海戦で、空母飛龍に乗り込み、総員退去の際、天皇陛下のご真影を護って海に飛び込んだと記されている。
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プロレス＆ボクシング昭和４０年（１９６５年）１月号の広告。６３年念願の世界王座は手にしたもののポーンとのリターンマッチに破れ、海老原選手は世界王座奪還に燃えていた。
世界王座を失ったものの、”カミソリパンチ”の海老原選手は人気者。結婚直後スター千一夜にも出演されている。
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テレビボクシング華やかし時代。プロ・ボク誌にも広告が。
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海老原選手に続き、西城正三選手が世界フェザー級王者に輝き、海老原選手悲願の王座奪還。沖縄の星上原兄弟獲得。その縁で、｛１００年い一人の男｝具志堅用高選手が入門。ＷＢＡ世界Ｌフライ級王座獲得。
防衛記録を更新している昭和５４年（１９７９年）、千駄ヶ谷のジムは立派なビルになっていた。
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選手の活躍が次の選手を自然に育てていた凄い時代でした。
こんなに立派な広告も出ていたんですが、山手線から見えたこのジムには電車で見かけたからという理由で入ってきた選手も少なくありません。横浜から新宿まで仕事に通っていた渡嘉敷勝男青年は、「なんだ近くにジムがあるじゃん」と入門してきた。
偶然が世界王者への第一歩。面白いものです。
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