「リーグワン」が、公式ホームページなどで使用している各チームの略称について、変更希望のヒアリングを行ったことが28日、関係者の話で分かった。ファンからは、略称について「分かりにくい」との声が寄せられている。同リーグでは今回の意見をもとに、略称を変更するかどうかを含め再検討する方針。

リーグワンは2021年までのトップリーグを刷新して、今年からスタートした。チーム名の多くが母体企業名に地域名と愛称を加えたものとなっている。スペースの都合などで正式名称の代わりに使われる略称は、地域名や愛称を重視して決められた。

しかし、略称変更の希望をヒアリングさらにファンを混乱させるのが、「S東京ベイ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)」「東京SG(東京サントリーサンゴリアス)」「BL東京(東芝ブレイブルーパス東京)」「BR東京(リコーブラックラムズ東京)」と、1部の14チーム中4チームの略称に「東京」が入っていることだ。同リーグには、「どれがどのチームなのか分かりにくい」などとの指摘がなされてきた。



一方で「新しい略称が定着するには時間が必要」との擁護論もあり、同リーグでは各チームから略称変更の希望の有無や、変更するならどのようにしたいかなどについて意向を確認したという。

関係者は「略称が分かりにくいとの声はリーグにも届いている。いろいろな考えがあり、今回のヒアリングをもとに変更するかどうかも含め、再検討したい」としている。