北の湖理事長土俵際 ファンの前に出られず4カ月「腰が痛くて歩くのも大変」

2015.11.10


日馬富士が敗れるなど波乱が続いた【拡大】

 横綱日馬富士、大関照ノ富士、稀勢の里が敗れる大波乱となったこの日、昨年の九州場所12日目から続いていた満員御礼記録が80日でストップした。

 それでも日本相撲協会の二所ノ関担当部長(元大関若嶋津)は「全体の売り上げは去年よりもずっといい。満員御礼は、去年の7日よりも3日多い10日を見込んでいる。人気は健在。心配は当たらない」と強気だ。

 むしろ心配なのは、北の湖理事長の体調の方かもしれない。今場所もまた、初日前日の土俵祭りや初日の協会あいさつを欠席し、協会NO・2の八角事業部長(元横綱北勝海)が代行した。これで7月の名古屋場所千秋楽から4カ月もファンの前に姿を見せていないことになる。

 北の湖理事長が体調不良を訴え出して久しい。3年前に直腸がんの手術を受け、最近も名古屋場所の後半に、腎臓に尿が溜まる「両側水腎症」で入院。先場所も薬袋の角で左目を突き、内出血したと裏に引っ込んだ。

 今場所は表には出てこないが、開幕前に福岡入りし、場所にも毎日出勤している。

 「もう目の方は大丈夫なんだけど、今度は腰が痛くてねえ。前から悪かったんだけど、ますますひどくなって、曲がらねえんだよ。土俵は高さがあるので、上がるのはちょっと無理。歩くのも大変なんだ。といって、もう手術はしたくないからなあ」と険しい顔をしていた。

 来年の初場所後には役員改選が行われる。こんな業務にも支障をきたすような状態が続けば、北の湖理事長の交代論が出かねない状況だ。 (大見信昭)

 

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