数々の暴言を発しながらも国民の支持を集め、米大統領選で勝利した不動産王、ドナルド・トランプ氏(70)。勝者があれば、敗者があるのは常だが、日本の芸能界で活躍する外国人タレントも、明暗を分けることになるのだろうか。
お笑いタレントながらコメンテーターとしても活躍する外国人タレントといえば、パックンことパトリック・ハーラン(45)と、厚切りジェイソン(30)。
米国のIT企業の役員でもあるジェイソンは、トランプ当選を受けて、「政治経験が全くないからこそ世界に刺激を与えてくれるのでは。経済をリセットさせてくれる」とビジネスマンらしい目線で新大統領に期待を寄せるコメントをしている。
「トランプ支持を表明していたわけではないが、民放の特番でもトランプ氏の優勢に『ワクワクする』と発言。ビジネスマンでもある彼がトランプを評価するのは理解しやすい。今回の大統領選はコメンテーターとして仕事を増やすことに成功しています。全国紙の朝刊でも、厚切りジェイソンのコメントを入れている社が多くありました」とマスコミ関係者。
一方、パックンは、クリントン氏支持を公言。かねてクリントン氏が当選すると分析していたため、10日放送のTBS系「白熱ライブ ビビット」で土下座謝罪するはめに。
ただ、「トランプは仕事を増やすと公約してるんですけど、確かに僕の仕事は増えてるんです。良かった」と番組内で“トランプ特需”を明かしたパックン。それも負け惜しみではないようだ。
「パックンは、リベラル色の強いハーバード大卒ということもあり、クリントン氏の民主党を推すのは当然。今後、トランプ氏の手腕が批判されることになれば、パックンの出番が増えることになっていく。だが、お手並み拝見といった段階では、ビジネスマンとしてのジェイソンにオファーをかけることになるだろう」と制作会社関係者はみる。
トランプ氏はこんなところにまで影響を及ぼしているようだ。