放送関係者でつくる「放送人の会」の2014年度「放送人グランプリ」に選ばれたTBS系の情報番組「サンデーモーニング」。16日、都内で行われた贈賞式での番組司会者、関口宏(71)の発言が、波紋を広げている。
関口は「28年前に番組が始まったときから、中庸の精神で真ん中のつもりでやってきましたが、いつの間にか、左の方にいた番組がなくなって、一番左みたいになってしまいました。でも、最初の思いは変わっていないつもりです」と語った。
同番組は、特集の「風を読む」の内容などが偏向しているとの批判も多い。2003年には当時の都知事だった石原慎太郎氏の韓国併合に関する発言を改変した問題や、今年1月には群集心理を特集し、安倍政権をヒトラーになぞらえて炎上した問題があっただけに、関口の発言にネット上も敏感に反応している。
「自分で言ってるんだから、そういうことで確定」「極左と言うより反日番組だと思う」「河野洋平がテレビ出演する唯一の番組だから、それだけで相当なもの」
放送法には「政治的に公平であること」と定められているが、「自ら左みたいになったと言ってしまったことは問題がないとはいえない。とはいえ、今の視聴者はノーガードで見ることはないので、そういう番組だということを理解している」とマスコミ関係者。
日本をおとしめる内容が評価されたのであれば、それこそ“喝”だ。