安田成美、今度は大丈夫? あの途中降板、真相は?

2010.05.13


父役・遠藤憲一(左)と共にヒロイン・瀧本美織(中央)を支える安田成美【拡大】

 次のNHK連続テレビ小説「てっぱん」の追加キャスト17人が発表された。ひときわ注目されるのが、ベテラン女優の安田成美(43)。脚本家の橋田壽賀子さん(85)の自伝的作品「春よ、来い」のヒロインを途中降板してから、実に15年ぶりの朝ドラとなる。今度こそ完走できるか。

 「てっぱん」は広島・尾道と大阪が主な舞台。お好み焼き店を開業するヒロイン・あかり(瀧本美織)の奮闘を描く。安田は、急逝したあかりの実母に代わり、我が子同然にあかりを育てる母、真知子役だ。

 安田といえば、忘れられないのが1995年の「春よ、来い」降板劇。

 橋田さんがモデルのヒロイン・春希が恋愛、戦争などを経験しながら脚本家として成功し、夫の死を見送るまでを描いた作品で、春希役には、橋田さんの強い希望で安田が起用された。が、安田は撮影途中の95年2月、「肉体的精神的な疲労による体調不良」を理由に突如降板。中田喜子(56)が代役を務めた。

 「降板の真相についての噂は諸説流れました。台本の仕上がりが遅く長ゼリフのため負担を感じていたとか、戦時下の描き方に不満を抱いていた−など。橋田さんが『突然、犬にかまれたみたいな気持ち』と発言したことでさらに波紋が広がりました」(当時を知るライター)

 その後、安田はNHKドラマから遠ざかっていたが、夫のとんねるず・木梨憲武(48)との間に3児をもうけ、母親役のイメージも定着。15年がたち、わだかまりも消えたようだ。

 今回、安田と夫婦を演じるのは個性派の遠藤憲一(48)、祖母役に富司純子(64)と豪華な顔ぶれが揃う。

 安田は公開中の映画「時をかける少女」(2010年版)で、仲里依紗(20)演じるヒロインの母親役に扮して、抑えた演技が評判を呼んでいる。朝ドラ復帰について、ぜひ橋田さんの感想も聞きたいところだが「旅行中で連絡が取れません」と橋田文化財団。放送開始後、再び直撃してみたい。

 

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